2007-01-01から1年間の記事一覧
BLOGを途中まで書き始めたところ、点けた電気ストーブのせいだと思うのだが、突然ブレーカが落ちたようだ。あたりは暗闇となり手探りで階段を降り台所のブレーカのところまで行くと、家内と娘が携帯の灯りを使ってブレーカの落ちてしまったスイッチを探して…
目覚めると今日の用事はなにがあったかと、スケジュール表のパターンをまぶたの裏に描き出そうとする。重要な用件がないならば、今日は幸せなんだろうかと、これから起きると予想される事柄を想像しようとする。あるいは不幸せなんだろうか?何をもって幸せ…
この前の記事で藤川さんの詩画集『やわらかまっすぐ』のことに触れた。奥付けをみて藤川さんの書かれた本を以前書店で、いくども手にしながら買いそびれていたことに気づいた。それは妻を末期癌で亡くす『君を失って、言葉が生まれた』という物語だった。 な…
なかなかすっきりと風邪が抜けない。仕事するにもちょっと辛い感じで早く退けようかと考えているうちに定時になる。年中行事のようにある時期になると風邪で寝込んでしまう人もいるから、自分の場合はまだ軽い方なのだろう。 風邪のひきはじめは、なんだか外…
風邪をどこからかもらったみたいで関節が痛んだり、体がだるい。昨晩はめずらしく10時に就寝。そしたら今朝は2時半くらいに眼が覚め、さすがにちょっと早すぎる。もう一度寝て4時半に起床。Excelを使って図を2枚ほど描いた。 実は、先日Microsoftの表集計ソ…
必要に迫られ、最近になって計算プログラムの勉強をかじり始めた。やってみては上手く行かないところが出てきて、参考書を探しては理解しようと読んで、またトライしてみる。そんな中で購入した本は次第に増えて、机のうえに山積みになる。 買うのに早すぎた…
久しく足が遠のいていた吉祥寺の啓文堂に出かけた。仕事で使うソフト(ExcelのVBA)のしっかりした解説書が欲しくなり、2冊ほど手頃なものを入手。 ついでに美術コーナーに足を運ぶと、永山裕子さんの新しい水彩画集が出たばかりで、棚に平積みされていた。…
先週、映画を2本、借りてきたDVDで観た。 ひとつは1972年のオリンピック中に起きたテロ事件とその後を描いた『ミュンヘン』。もうひとつは、ボクシングストーリ『ミリオンダラー・ベイビー』。 前者の作品は、ミュンヘン事件を描き出した原著をスピルバーク…
「答えは、果たしてこの中にあるのですか?これだけ言葉を費やし時間を浪費して、われわれの中に答えを持っている人がいるのですか?」「答えを持たずに頭数だけ集めてみたところで、いくら議論を重ねても、無駄でしょ?」「形ばかり取り繕って、それらしく…
生活の中で自分がしていることを分解していくと、どうも二つに分かれることがわかった。この年齢になってやっとそんな初歩的なことがわかるところが、いかにもスロースタータの自分らしい。 それはともかく、二つとはこういうことだ。 一つは、本当に自分の…
田園の風光の中に立ち、誰もいない中で、サラサラと鉛筆を走らせる。こんな瞬間がとても好きだ。風景に対峙して対象として描くのではなく、自然の空間や光に包まれて、自己の存在が風景に融け込んでいる状態の中で描く。これが性分に合っている。自然と共に…
画家になりたいというぼんやりした気持ちを抱いたのは、確か小学生の頃だったと記憶している。誰に問われたのか分からないが、将来何になりたいかと問いかけられて、とりあえず絵を描いていきたいと応えた。応えることで、そうか自分は絵が好きなんだと自覚…
大友太郎さんのフルート演奏のCDを聴いている。1992年のバッハ・アーベントをライブ録音したCDだが、師のパウル・マイゼンとのデュエットも収録されている。円熟した音色。なのに、これは大友さんのデビューアルバムとのことだ。バッハのパルティータ ハ短調…
すっかり寒い季節になった。 この頃考えていることは、ズバリ「善と悪」。とくに悪の方なのだけれど。 この世に生きている人で、果たして「悪の権化」のような人物が本当にいるか。 あるいは過去にいたのだろうか。 結論から言えば、この世には、 1.善人と…
「画家になりたい」という言葉で何を意味するかは人によって違う。 「画家と呼ばれたい」という外見や見栄を気にした発言もあるし、「絵を描いて生計が成り立ったら」という願望もある。 「出世したい」という言葉も意味はさまざま。単に「偉ぶって崇め奉ら…
自分のWEBサイトのページの文字化け問題。先週末から気がついていたのだが、どうしても原因が分からず直せなかった。プログラムのバグの類は、本当に精神をすり減らす。この文字化け問題、実は先週から今朝の今朝まで苦しめられていて、半泣き状態だった。 …
描きたい絵のイメージがあるのに、いつもそれとは異なる着地点に降り立ってしまう感じがする。描きたいイメージに肉薄する執着パワーが不足しているんだろうか。想定とは異なる出来上がりの絵に、そこそこ満足したり、あるいは諦めてしまう。 しかし、一方で…
昨日、長野地方のTV局アナウンサーが番組中で、ふと「脳は疲れませんから」と漏らしていたのが気にかかった。そうかもしれない。本当に疲れている部分は別かもしれない。 考えること自体は疲れないが、考えようと意欲し続けるのは難しい。記憶すること自体は…
当たり前になってしまったね、競争原理。学歴から、会社の中での出世競争まで、集団があればその数だけ競争や比較が行われ、上下関係がつくられる。 前に進む者があれば、その結果遅れている者が現れる。出世するものがいれば、できなかったものが現れる。比…
大したことを成し遂げなかった人生だと思う。その貧しい人生の後半で、実は一本の中心軸というものが通っていたんじゃないかとも思う。 法句経の第5節には、怨みに関する仏陀の有名な説教(詩)がある。 若い頃は、こんなことはできはしないと反発すら感じた…
昨日、映画『善き人のためのソナタ』を見た。密告と盗聴の東側世界。なんだか息詰まりを感じる重苦しい雰囲気のシーンが続く。しかし最後の1分間、とても泣けた。ラストシーンの結末を予感したとき、こうなるに違いない!と思わず心の中で叫んでしまった。 …
具象画はまだまだ入門編で、抽象化されるにつれて玄人はだしになる、と昔どこかで聞きかじったのが災いしてか、具象画というものをなんとなく低く見るクセがついていた。そのくせ自分が絵を描く際には、自然のもつ空気を気持ちよく表現したいと考えているの…
絵を描くことだけは子供のころより情熱を持っていたように思う(それくらいしか取り得がなかった)。それなのに絵を描くための道具やその手法に関しては、いつもオクテだと劣等感を抱いていた。それは実は今もあまり変わらない。絵の具の良し悪しもあまり気…
不当な扱いを受けたとか、讒言によりよからぬ疑いをもたれたとか、自分に落ち度がなくともそんな境遇におかれてしまうことがある。 しかしそんな仕打ちを仕掛けた人間を怨んでみたり、陥れられた自分の境遇をいくら嘆いてみても、じつはそれは何の役にも立た…
10月初旬NHKで放映された西アフリカ、マリ共和国の世界遺産・ジェンネ。ジェンネとは、アラビア語で天国を意味しているらしい。ボクの目が釘つけになったのは、壮大な泥のモスクの奇妙な柔らかさと暖かさ。 年に一度泥塗り職人らが集まり、どのように泥を塗…
老年精神医学を専門とする和田氏の言葉には重みがある。和田氏は言う。「年をとっても、体力・知力は意外に衰えない」と。衰えるのは感情の部分で、感情が老化すると「意欲」、「自発性」、「好奇心」を失う。これらはいずれも脳の前頭葉と呼ばれる部位の働き…
2日続きで私のための会を催してもらってちょっとのみすぎ。ひとつは歓送会だが、メンバの平均年齢はおそらく30代。気の置けない若手の仲間の集まりで楽しく話が弾む。もうひとつは歓迎会だが、こちらの方は公式の会で平均年齢は50代半ばであろう。こちらは終…
BizPlusというサイトのコラムで興味を惹く記事を読んだ。不条理なことに日本では『できる人はいらない』という会社があるという。正確にいえば、『できる部下は欲しくない』という上司がいる。つまりは管理しにくい人は採りたくないのだという。 海外の企業…
この週末、駒ヶ根はとてもよい天気に恵まれた。土曜、日曜とも、雲ひとつない青天井。鉛筆画を描きたいなと思っていたので、ちょうどいいコンディション。 となり村の中沢地区に出かけ、何となく丘陵の稜線に惹かれている自分を感じて、山奥へ。 描いたのは2…
女性店員から小銭のつり銭を貰うとき、警戒されているなと感じることが多い。受け取りのため手のひらを差し出すと、そこへ距離を保ちながらまるで将棋の駒を盤面に打つみたいに、少ない指先でつまんだ小銭をピシッと置く。ひどいときは放り投げられる場合も…