たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

たまには言ってみるかな

会社の昼休みに、お弁当やさんが来る。 自分は、デスク食事派なので、毎日利用させてもらっている。 昔は、お弁当には、割り箸が付いていた。 今は、プラスチックの箸に変わった。 食べ終わり、空になった弁当箱と、プラ箸は、 返却箱が置いてあり、セルフサ…

なつかしい『足摺岬』を読む

雨にまつわる文章を書いていたとき、 なぜか無性に、田宮虎彦の『足摺岬』を 読み返したい衝動にかられた。 なつかしいという気持ちが半分。 あとの残りは、若い頃好きだった小説を 30年経った今読むと、どう感じるんだろうか。 自分の感じ方は変化している…

ドイツ女性の参禅記

先日、リース・グレーニング著『隻手の音なき声』を読み終えた。 ドイツ人女性が、はるばる日本までやってきて、相国寺にて雲水らにまじって、 本格的に禅を修行する物語だ。 昔から禅には惹かれつつも、なかなか自分自身が参禅する勇気や時間がないために、…

『土の中の子供』を読む

文芸春秋9月特別号で、芥川賞を受けた 中村文則さんの『土の中の子供』を読んだ。 子供時代に受けた虐待とその後、 というような主題だと聞いたので、興味を持った。 継続する虐待を受けることで、肉体的、精神的な傷が深まり、 自己を変容させていくことに…

こころと、もの

御巣鷹山事故の20年目のドキュメンタリー番組で、 ボクはテーマをいただいた気がする。 このところ気になってしかたない。 だからちょっと記しておきたい。 犠牲者の一人で、ディズニーランドへ遊びに行き、 帰りの便で事故にあった娘さんの話。 娘さんは…

個性を目指すべきじゃない

絵を再開して10年くらい経過したのだなと思った。 若い頃は、デッサンの技術をいくら鍛錬しても、テーマがない状態で、 何を描いたらいいのかわからず、スカスカしていた。 つまり絵に芯がないんだな。 が、いまは逆になった。 風景からうけるインスピレー…

20年目のドキュメンタリー

昨日、御巣鷹山墜落事故のTV番組を後半みた。 墜落から20年も経過していることに、あらためて思いをめぐらせた。 事故原因を追いかけるドキュメンタリーと、 ボイスレコーダーの公表をめぐり展開されるドラマが 併行して語られている好番組だった。 自分は、…