たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

[雑記]自分は特殊

自分は人と異なるという感情に支配されて生きていることがある。若い頃は、尊大だったりして何となく自分は偉大だと思い込む節がある。大なり小なりこの感情は抱いているものだ。 他方で、生育過程においてあまりにも苛められ虐げられていると、やはり自分は…

[絵画]模写の効用

今日は抜けるような青空で、スケッチに出かけたいところだが、仕事や用事が入ってしまい自宅にいる。 模写はあまりやる意欲が湧かないものだ。自分の創作ではないことが関係している。せいぜい元の絵に近いものが完成するという達成感どまり。 でも始めてみ…

まさに信州の風景だな

先日、仕事へ出かける途中、雪の駒ケ岳が輝いていた。もう春かと思っていたら冷え込みが来て山には雪が積もったらしく、青空と雪を頂いた山とがコントラストをなしていた。 《駒ヶ根の小鍛冶橋付近から、木曽駒ケ岳を望む》 絵に描くかどうかは別にして、ち…

結婚記念日

今日3/26は結婚記念日だ。しかし特にケーキもローソクも何もない。唯一、娘からおめでとうメールが朝方に届いた。仲良くねとある。仲良くやっていると家内が返事メール。おたがいそれぞれ忙しい。自分はこうしていま店で働いている。 先日、家内から「何年連…

紙の繊維が不均一なの?

むかしバラで購入したB3くらいの水彩紙を水貼りした。マーメイドの300gだと思うがハッキリしない。水で濡らして伸ばしてやるのだが、なんだか均一に伸びない。さてこれから水貼りするぞという段階で、かなり波打っていてテープで上手く貼れないのだ。乾かせ…

残るのは苦労したものだけ

仕事は休みだけれど、外は雨降りでスケッチに出かけるわけにもいかない。今度描こうとしている水彩画の水貼りでもやろうかな。 これまで振り返ると、苦労したことだけが自分の血となり肉となっている。簡単に手に入るものは簡単に忘れて失ってしまう。深い体…

最近の内的ヒット

銀花 2010年 03月号 [雑誌]に、「式場庶謳子の版画世界」という特集が組まれている。これまでこの方を知らなかった。強く惹きつける形態、荒々しさ、情念。なぜこのような形が生まれるに至ったのか、それを知りたく思う。 文中で式場庶謳子の言葉が紹介されて…

批判の道と学びの道

ある本を立ち読みしていて気づいた。教えてもらったという感じだ。人生がうまくいかないとき、うすうす感じていたことでもある。なので「あ、そうなんだ!」とピンと来た。人生には、「批判の道」と「学びの道」の2つがある。失敗とか不遇に陥ったとき、人は必ず…

すごい人はいる

自分の狭い経験と了見で、ものごとを判断し処理しているうちに、どんどん人間が小さくなる気がする。そんなことを痛感させてくれた本が、津田晃さんの著書だ。野村證券で最年少役員に登りつめた方という紹介のされ方をしているが、それは著書を読むと本当だ…

迷い

手帳を整理していて古いメモが出てきた。でも内容は今でもまったくその通りで古くない。いやますますその思いが強い。 迷いはなくならないものだと心底思うとき、迷いを脱するきっかけ。 迷いは努力によっていつか無くなる日が来ると思っている限り、迷いは…

アリアスその2

前回に引き続き、アリアス像のデッサンを勉強することにした。今回は横顔のデッサン。 先生から描く前の注意事項として、こんなことを教えてもらう。慣れないうちは、どうしても「線」で描いてしまう。顔など、顔を(似せて)描こうとしてしまう。そうではない…

やっと仕上げ

お天気の陽のまぶしい冬の日。近場だがお気に入りの中沢のあちこちを歩き、以前描いたことのあるポイントに結局落ちついた。筆を走らせていると、どこから来たのかとか、いい趣味だねぇとか通りすがりの地元の人に声をかけられる。以前描いたときの雰囲気と…

絵画教室にかよう生徒さんの話。

聞いた話なので真偽のほどを事実確認したわけではない。しかしありそうな話であり、ひとりならずも聞く話なので、単なるうわさとは思われない。 ある絵画教室では、描く画題から構図から色から先生に決められてしまう。もちろん何らかの公募展に出そうとする…