たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

考え方のかたより 〜大人編〜

自分の考え方や生き方が固まるほど、その弊害も臭みも出てくる。人生はこれでOK!と思ったときがじつは大きな落とし穴に転落するときだ。 それまで優越感と達成感を味わいたいと願いつつ、きびしい努力を重ねたにちがいない。だが、いざそれを所有する状況に…

考え方が似ていて画一的なのでは

このごろ若い人から(自分より若手という意味だが)、生き方にまつわることがらの相談を受けることが増えた。人生経験が豊かと見られているフシがある。しかしそれは間違いで、経験豊かなことはない。けれど話を聞いているうちに若い人の考え方の特性のよう…

木炭デッサン 〜カッパビーナス3回目〜

2回目が終わった時点で、首から胸へと落ちていく面のとらえや、左肩が手前につき出しているダイナミックな厚み感が弱いとわかった。つまりは、立体としてのとらえが弱いということだ。 先生からの指摘で、もっと黒くなってかまわないから木炭をたくさん使う…

学ぶという意味

学ぶということ。 教科書や本に書いてある内容を理解し、 自分のものにすることと考えてきたけれど、 ほんとうは、かなり深いことを言っているんじゃないか、 と思うようになった。 ネットで検索すれば、すぐ本に書いてあるような知識は入手できる。 知識を…

思いのクセ

いちばんになることが、いちばんいいにはちがいない。 だがそれを当たり前のこととして頭から信じていると、 いつも苦しむことになる。 いちばんになることなんて、人生にはあまりに少ないから。 いつも負けている自分を振り返ることになってしまうから。 い…

日曜美術館 田中一村

例によってTVのチャンネルサーフィンしていたら、田中一村の絵画が放映されていた。先週9/12(日)の日曜美術館の再放送だったらしい。いい加減に断片だけ見るところは悪いクセだ。 →田中一村 奄美の陰影(NHK日曜美術館) 番組の中の紹介では、田中は50歳で…

久しぶりにいい音だと思った

フォトストレージP-3000は、デジカメ画像のメモリバックアップや、画像管理に毎日活躍している。マニュアル見ると、デジタル音楽プレーヤーにも、動画再生機にもなると書いてある。動画のほうはファイル形式が合致していないらしくてスキーの動画が再生でき…

どこを目指して?

先日、絵画教室でカッパビーナス像の木炭デッサンに取り組んでいるときに、先生からふと問われた。木炭デッサンを勉強することが、水彩画にどのような影響を与えそうか、あるいはすでに与えているか、という問いだ。微妙でかつ重要なポイントで、じつはこの…

名古屋で

八木幹夫さんのお誘いがあって、八木さんによる辻征夫没後10周年のトークイベント(名古屋・シマウマ書房内)に出かけてきた。辻さんのほとんど肉声ともいえる身近なエピソードや、また八木さんや井川さんなど友人との交流の様子が記念写真やスナップでも紹…

フォトストレージを買う

還暦祝いとして何がいい?、と家族に問われて、すぐ思い浮かんだのがフォトストレージ。絵画やサボテン、スキーと多岐にわたる大量のデジカメ画像の整理に力になればと思った。使っているカメラも常用で3台、分野で異なるため、どのカメラのどのメモリに、ど…

ブログランキングサイト その2

別ブログで参加しているブログランキングサイトのランキングを見ていると、いろいろと気づくことがある。その裏側でやっていることがらが見えるようである意味面白い(すこしねじれた楽しみだけれど)。 たとえばIN数とOUT数の比率にはある正常な範囲があっ…

また午堂さんの本を

午堂登紀男さんの新しい本が出た。購入して読んだ。自分の頭を使って生きる、あるいは仕事をすることに資する本ということでつい買ってしまう。示唆に富み面白かった。 午堂登紀雄著「惜しい努力」で終わらせない思考法(Amazonサイト) この中で、「がんば…

木炭デッサン===カッパビーナス像===

次の石膏デッサンは、続けてビーナス像。今回のビーナス像は、先生から描きましょうと勧められた。カピトリ−ノのヴィーナス胸像というのが正式の名前らしいが、通称カッパヴィーナスと呼ばれている。胸をあらわにした美しい女神像で、大きさは高さが40cmくら…