2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
渡邉晃純著『いったい私はどう成りたいのだろう』を読む。渡邉氏は、真宗大谷派の守綱寺の住職の方だ。 こういう本との出逢いは、あとで思うと何らかの必然だったような気持ちに襲われる。というのは、ここのところ生活というのか精神というのか行き詰まりに…
競争する社会だなと改めて思う。競争し勝つことに価値観をおく社会構造になっている。したがってそんな社会に生きるボクたちの精神構造の中にも、競争原理が強く染み付いている。それを余り意識していない。当たり前と思っている。競争の勝者になれば有頂天…
友人のほりべえさんから紹介された古書検索を利用し、長年探していた「最後の30秒」をさっそく注文、宅急便で届いた本と30年ぶりに再会した。友人のコメントの存在と、ネット社会の利便性がなければ、このような再会はまずなかっただろうと思う。ありが…
人間は何も知らない赤子の状態で世の中に出てくる。 そして知識や世の中のルールを学び、あるときは苦しみ成長していく。 人間に限らない。馬の子供も、魚だって、世に生を受けて、 生きるすべを学び、病気や災害にあいながら、幸運な子供は成長する。 人生…
思い込みが強すぎるのだという言うとき、思い込みはどちらかといえば、 悪者、つまり誤った結論を導いたり、周囲を振り回したり、 望ましくないことがらを引き起こす元凶とみなすことが多い。 また、そういう非難めいた言葉を浴びることも、たびたびだ。 「…
藤田日出男著「あの航空機事故はこうして起きた」を読んだ。 藤田氏は、本の腰帯によれば、元日航パイロットで航空機事故調査のエキスパートと紹介されている。 店頭でこの種の航空機事故を扱った書籍を見つけると私は、必ずある名前を探す。 山名正夫元東大…
最近気づいた。自分が描きたいと願う風景は、どこでもない場所なんだと。 日本の中で自分の住む町のある一点だとか、気に入っている風景のポイントを、 描きたいと思っているのではない。ああ、これはあの場所を描いたのだなとか、 あの家を描いたのだとか、…
心の奥底で聞きたくないとひそかに恐れている言葉がある。 わたくしの場合は、最愛のものが「いなくなる」という言葉がそれに当たる。 強く反応てしまうのは、どうしてなのだろう。先日から考えていた。 振り返ると5歳くらいの幼児のときに、肉親がいなくな…
スキー技能検定にフラッと受検して惨敗した。 周りから上手いとかいろいろ言われてすっかり慢心した結果だ。 飛び入りで受かってしまうほど甘くないのに、 そんな気がしていたのだからまったく恥ずかしい限りだ。 慢心する根っこのところには、何となく自分…
車の修理が終ったとの連絡が入ったそうだ。 昨年8月21日に側面衝突で前輪が大破する事故に遭ってから、 直す、直さない(あるいは直る、直らない)の保険屋、修理工場との 交渉を経て、11月19日に修理を依頼、直ったという連絡が3月5日。 なんと半年もかかっ…
40代後半になって、ガムシャラにスケッチや水彩画を描いた。 学生の若い頃はデッサンばかりやっていて、水彩をいじったことは無かった。 だから水彩は、中年になりほぼ初めての経験だった。 うまくいったことなんか余りなく、今見るとダメ、ダメ、ダメの連続…