たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

自縄自縛

八方ふさがりで、もうダメだと思った瞬間から、 みるみる周囲の状況が好転して、新たな事実がわかって事態が進展したりする。 そんな経験をすることがある。 あとで考えれば、何だか運命みたいなものに翻弄され からかわれている自分を発見する。 「ああ、最…

気に食わぬ相手

気に食わぬ相手は、どんどん気に食わなくなる。 トコトンだ。これは法則である。 そのわけは、気に食わない理由を、 つぎつぎと生み出してしまうからだ。 ちょっとしたしぐさで、 「アイツは今、こちらのことを非難するようなことを 考えたに違いない」 と連…

メンタルヘルスのセミナーで

先日、あるセミナーを聴講した。 職場で相談員みたいなことを仰せつかっているのだが、 相談員の研修会で、心理学の先生によるメンタルヘルスの講演会を 聴く機会を得た。ちょっと風変わりな、どちらかというと哲学的な香りのする 内容で、とても印象的だっ…

ある詩人をめぐって

この頃、また八木幹夫さんの詩集を持ち歩いて、開いては詩を読んだりしている。 そのきっかけは、八木さんが翻訳された仏典を偶然、書店で見つけたからだ。 始めは同姓同名なんだろうと、その翻訳書を手にしたが、間違いなかった。 詩人の八木さんが翻訳・・…

書店に寄る習慣

長いこと理解できなかった自分の行動がある。 そのひとつは、なぜこうも頻繁に書店に行きたがるのだろうという疑問だ。 仕事帰りは、とくにその症状はひどい。 先日、その疑問を上手く説明する言葉が、ふっと頭に浮かんだ。 書店が、自分にとっての境界、つ…

回路の接続

どうしても上手くいかなかった運動が、あるときから「ふと」できるようになる ということがある。 その瞬間までは、いくら練習しても意識的に強制しても、上手くいかなかったのにである。 これは一体どういうことが体の中で起きているのか。 たぶん自分だけ…

ロボットはいつか・・・

昨年末観た『アイ、ロボット』は、妙に気になる映画だ。 気になるので繰り返し観てしまった。 むろんこれはアイザック・アシモフ原作のSF小説が下敷きに なっている作品だが、気になる理由は、次のようなキーワードだ。 「自由意志」「ある日突然組み合わ…

今という視点

いつの時代もそうなのかもしれないが、書店にはサクセス本があふれている。 「あなたは思い通りの人間になれる」 「なりたい自分になる本」 「成功するための本」 など、このようなタイトルの書籍が並んでいて、 これらの本はいつも売れ筋であるようだ。 か…

どうして惹かれるのだろう

先日、H・G・ウェルズ原作を元にした映画『タイムマシン』をDVDで見た。 映画の内容は、主人公が機械の手違いにより紀元802701年に逢着する世界を えがいたものだ。 タイムマシンの夢は、自分の心をたやすく支配してしまう。 たぶん、SFが好きなのも同じ背…

雑感

先日、バスの中で『文芸春秋』の世界に輝く日本人20を読み、 世界に通用する素晴らしい日本人が各界に数多くいることを知った。 むしろ感動したというべきだろう。 で、自分が一番何に感動したのかをふと振り返ったとき、 少し意外に思ったことがあった。 自…

夜更かし

大晦日の深夜にちょっと時間をゆったりと過ごしている。 いや、なに明日はスキーに行かないと約束しているので、 早く寝なくてもいいわけである。 朝寝坊したって構わないわけである。 まあ、それほど大げさに言う必要もないが。 暖冬の予想に反し、タップリ…