たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

人生論総覧のおもむき

勢古浩爾著「結論で読む人生論 〜トルストイから江原啓之まで〜」を読む。 通常、頭の部分が面白く、そのパターンで押し通されるので、 後半はマンネリ気味となり、放り出してしまう本が多いが、これは全く逆。 前半はお義理で、著名な作家、哲学者の人生論…

散歩に出て

日ざしが延びた。夕刻6時をまわってもまだ明るい。 カメラと犬の引き綱を持ち、ココ(飼い犬)を散歩に連れに外へ出た。 梅雨の合間に特有な、湿り気の多い空気が山の斜面から降りてきて、 犬と自分を包み込む。 見晴らしのいい斜面のポイントに来た。犬を…

本日休業なり

昨日から頭の芯が痛く、やがて次第に関節痛が全身に広がり、 なんだか体調が崩れてしまった。 今朝は、無理すればなんとか行けないことはなかったが、 午前中でへたばりそうな虚弱な体になったようで、 けっきょく会社を休んだ。 業務を休むといっても、アパ…

とっても少数派の考え

景気がよくて株価が上昇している時代は、金儲けの本が店頭によく並ぶ。 いまはそんな外向の時代になっているように思う。 そして振り子が勢いよく振れすぎると、その反動で自省的な内向の時代がやってくる。 書店には、人生論コーナーなんかができて、人生に…

言葉にあやつられて

朝からフラフラと本を読んでいることが多い。 「ヘタな人生論より良寛の生きざま」という松本市壽さんの著書が 机の上にずっと置きっ放しになっている。通読というのではないが、 あちこち読んでいた。 ちょっと考え込んでしまった一文。 生きるため食べるた…

うつの本

野口敬著「うつな人ほど強くなれる」を読み終えた。 店頭で見たとき迷わず買った本だった。 なぜなら病を体験した筆者が、病を冷静に見つめている視点があったから。 さらに原因について淡々と見解を述べているのが、とても新鮮だった。 著者は、うつにかか…

大人のぬり絵

今朝Y新聞を見ていたら、「大人のぬり絵」が脳の活性化に大変いい効果をもたらす という記事が掲載されていた。 ものを見るとき、視覚を働かせるため後頭葉の血流が増すらしいのだが、 さらに「ぬり絵」をしているときは脳全体の血流が格段に上がり、 全体が…

TV番組で

5月末ころ見た、認知症の特集番組が忘れられない。たしかNHKだった。 若くして(と必ずまくらにつけるのが通例だが)認知症に罹ってしまった 元市長の事例の話。 病状が進行していく中で、家族とともに毎年、孫の名前を冠した桜の若木を見に行く。 元市長の…

人生論への雑感

古今東西の人生論を、結論からまとめて批評するという勢古浩爾さんの書物を先日購入した。買ったばかりでまだ紐解いていない。なんだかやらなくてはいけないことに追いまくられて、休日に本をゆっくり読むなんて贅沢なこと(?)はできそうにもない。まあそ…