2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
夏休み初日だった昨晩は、NHKのETVワイド番組『女性の"うつ" あなたはどう向き合いますか』を観た。うつと共に生きる生活風景を克明に追っていくレポート部分もあって、うつを体験した人、現在陥っている人たちがその体験を公開し、互いの理解のため質問をし…
朝のお勤めの呪文のような言葉が、ほぼ毎日繰り返されている。 あるとき心の中の習慣に気づいた。 自分の場合、それは辻さんの『まつおかさんの家』という詩で、 詩作品というより、ぶつぶつとつぶやく心のうなりと言うのが正しいと思う。 で、詩としてはめ…
脳科学者の茂木健一郎さんが33歳のときに出版した哲学随想という趣の書籍。 たまたま、うつについて書かれた本を買うために書店に立ち寄った際、 ついでに何かないかなと偶然手にした本だった。 論じられているテーマのそれぞれは、とても小文でコメントで…
目に見えていたはずだが、本当には見てはいなかったということがある。 あるとき会社の階段を歩いていて、ステップの色が淡い緑色であることに気づいた。 何年もそのステップを踏みしめて仕事をしていたはずなのに、その日に気づかなければ おそらく、何色だ…
もうすぐ自分の誕生日。少し早いが、昨日土曜日に家族で外食に出かけた。 外食というと、見晴らしのよい丘に建つバイキング形式のTというお店が定番になっている。 店内で、娘からプレゼントを貰い、包みを開け、記念写真を互いに撮影しまくる。 臆面もなく…
あちこちのことにエネルギーを使わず、決めたことに集中しないと なにひとつモノにならないぞ。 そんな決心をして、日頃なかなか買えない最高級水彩画筆を まとめて買ってしまった。ラファエルのコリンスキー毛水彩画筆3本、 ホルベインのコリンスキー毛水…
人間の生き方の中には、せめて15%くらいの個人主義でない部分が含まれているくらいがいいと考えるようになった。そんなこといまさら気づくなんて恥ずかしいくらい晩熟な話である。 個人主義でない部分とは、人のために役立つ部分ということである。 たとえば…
やがて老いていく存在として規定されていたはずが、周りの色とりどりの景色に目を奪われているうちに、気がつけば頭には白いものが混じるようになり、若いときのようには日々の疲れが取れなくなり、体力の低下を自覚する。 職場においてもそうだ。熟練者とな…
若い頃、繰り返し読んだ『数学の勉強法』という本のことを思い出した。 著名な複数の数学者が体得した勉強法のエッセンスを記した小さな本だった。 その中にどなたが書かれたか、記憶は定かでないのだが、 内容はこのようなものだった。 まず入門編の易しい…
前回の『鏡の法則』の続きだけれど、この本の中でキーワードになっている 「ゆるす」という行為についてあれこれと思いが巡っている。 よくよく考えてみると、「ゆるす」という行為の不思議さにうたれるのだ。 行為と表現したけれど、実際体を動かして、目に…
野口嘉則さんの『鏡の法則』を読む。店頭でふと見つけた。 人生のどんな問題も解決する魔法のルール、という副題がある。 読んだ人の9割が涙した!という帯も付いている。 結構この手の本は、抵抗できずに弱いかもしれない。何となく香りがする。 で、購入…
植物の光合成が盛んに行われた結果、酸素が作られて原始の地球の大気環境ができた、などと解説されている。たしかにボクたち側からすれば、植物様に酸素を作っていただいたということになるのだけれど、どうも植物の方は酸素を作ってやろうと思っていたわけ…