たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

宮崎琢磨『技術空洞』

先週には読み終えていた。しかし書籍の核心の映像がなぜか浮かんでこない。 企業で同じように開発作業に携っている自分にとって、書かれた内容に多くの共感を覚えたのは事実だが、結局何を主張しているのだろうというところで、シャープなピントを結ばない気…

アイデアとその周辺

「会社の仕事にまつわることは書かない」というポリシーだが、 宮崎琢磨『技術空洞』を読んでいて、ちょっとばかり思っていることを。 それは職場の中での創造性の発揮についてである。 アイデアが出る雰囲気というものがあると思う。 そして職場の人間の中…

愚行

どこかしら愚かしいところがある方が人間らくて、魅力があるとはよく言うこと。完全無欠、聖人君子みたいな人じゃ、とっつき悪くて付き合いにくいのは事実。でもこれは自分を除いて人のことを言う場合だけだ。自分自身は、どこまで行っても偏りなく、中道を…

Thunderbird

落雷の影響でPCの入出力機能が壊れてしまい買い換えることになったが、 これを機会に、駒ヶ根のPCのメールソフトをOEからThunderbirdに換えた。 これまでOEのフィルタ機能をいろいろ設定して、 迷惑メールへの対策をやっていた。 OEのフィル多機能もそこそ…

最近購入した本

先週は思いがけない出来事などに出くわして心労となったのか、 駒ヶ根の冷え込みに体が慣れていなかったためか、 週末は風邪気味でグダグダしていて、文章をまとめる気力が湧いてこない。 最近買った本を羅列してしまう。 辻惟雄『ギョッとする江戸の絵画』…

窓2

わけのわからない文章の続き。 ボクたちの人生はちょうど窓から景色を覗くように、 万物が変化流転するのを眺めているようなものだと思った。 自分の好みの景色になるようやりくりを繰り返し、 うまく行ったり不調だったりして、 そのことを幸福と不幸にわけ…

先日、何気なくある書物をパラパラ読んでいて、不思議な感覚に入っていった。 幸せとか不運だとか、あれこれ思い煩いながら人生を生きているの自分。 そして少しでも幸せと思える方向へ行こうと、不断の努力をしている自分。 いやなものを退けて、心地よい方…

あがり

いつかは終わりが来るものだ。 先日、会社から研修案内を受け取った。見てみると、○○歳リフレッシュ研修とか記載されている。この○○歳とは自分の年齢のことを指しているではないか。内容はというと、初日は健康を維持する話や、運動、食事、そして年金の知識…

遭難事故

長野県内の山岳遭難者の数が過去最多だそうだ。年間統計なので、この秋だけの事故数ではないが、10月の連休の山の遭難事故の多さが新聞などで報道されている。今年の秋の訪れが例年に比べ急速だったせいか、想定外に山の天候が厳しいということも影響してい…

[言葉]気品

最近気になるのは、この気品という言葉。 金儲け話ばかりの最近の世の中では、気品なんて不要物の最たるもの。 あってもなくてもどちらでもいい。だれも気にしていない。 そして後世の眼から見ると、今がいちばん下品だった時代と言われそうだ。 金品にしか…

素描画

若い頃からずっと魅力的な線を求めてきた。 それに気づいたのは最近のことだ。 絵画を構成する要素としていちばん大きなものは線だ。 色はそれだけでは絵として独立できない。 色には形の概念がないから、色を意味づけて認識するには、形を規定する必要があ…

[音楽]自転車では危険ですが

行き帰りの通勤自転車でiPODを聴いている。先日、パウル・マイゼンのバッハ演奏のCDをインポートした。20代、30代の頃にはあまりピンと来なかったマイゼンだが、彼のバッハ演奏をかみしめるように聴いている。 若い頃は、オーレル・ニコレ一辺倒だった。つい…

何だかよくわからないけれど

バトンを渡されてしまって、途方にくれていて、まあいいや、好きなこと書いてしまえ、 という記事です。 (こんなことを始めに断って書くと、なんだか土佐日記の書き出しを思い出すなぁ・・・) 渡されたバトンは、作家ということなんだけれど、 画家とか書…

スーパーマーケットに付き合いながら

妻の食料品の買い出しに付き合ってスーパーに行った。スーパーまでの道のりを、なんとかドライブに見立てて、ハンドルを握る(握らされる)だけなのだが。そしてそれは毎週繰り返される特別なことではないのだが。 まっすぐ行けばすぐ着いてしまう道を、ワザ…