たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ついでに花の落書きを

先日、ペンで落書きしたバラの花と何となくの背景。 ペンを使うと線がシャープになり鮮明であるのはいいのだけれど、 どことなく単調な味わいになってしまう。 この点、鉛筆にはあいまいな複雑な味わいがあるね。 つぎは鉛筆で落書きしよう。

花2題

東京では桜が一気に咲き誇っているのに、まだ信州駒ヶ根ではコブシやモクレンのつぼみがやや膨らんできた程度で、まだ春というにはほど遠い。 しかし、ふと見るとハウスの横に植えた紅梅が咲きほころんでいた。この梅は20年前に東京のマンションに住んでいた…

気になっている言葉がラジオから

朝の30分ほど出勤前にラジオを聞いている。今朝は、誰が語っているのか定かでなかったが、 「人に迷惑をかけなければ、何をやってもいい、という考えはおかしい」 というような話をしていた。 続けて、 「そういう考えの人こそ、他人に迷惑をかけているんじ…

このところ毎日聴いてる

国際宇宙ステーションに日本実験棟「きぼう」を設置したエンデバーに贈る、毎朝のモーニングコール。先日は平原綾香さんの歌う「星つむぎの歌」だった。土井さんの奥さんからエンデバーに贈られたらしい。 その曲の流れるニュースを聞いて、あ、この曲は知っ…

鉛筆で描く

駒ヶ根で絵を描きはじめた頃、手ほどきをしてくれた友人の描き方にならって下書きをペンで描いていた。多少インクのかすれ気味の状態が、タッチが面白いのだけれど、基本的にはペンは濃淡を出しにくい。それに絵が線画という趣になり、線が主体で色彩は副に…

ききたい

勤務態度が悪いと職場をクビになり 牧師になろうと泥まみれで働くがあまりにみすぼらしい姿 ふさわしくないと資格を剥奪され それなら絵を描いていこうと決意した27歳の青年 描いた絵は2000枚にのぼるそうだが ほとんどが習作に近いもので 売れたのは生涯で…

若い頃の思いって・・・

若い頃の思いって、マグマだと思う。 実現できなかった夢は、地表に出れずに途中で止まっちゃったドロドロの熱いマグマ。 地表に出ることができれば、バンとかドカンとかいって世の中で爆発できるのだろうけれど、 なんとなく表面が冷えて固まってしまった。…

ふと思うことは・・・

昨夜、この3月で定年になる職場の先輩の歓送会が開かれた。すでに定年になり悠々自適の身分となったお世話になった方々も顔を見せ、予想を越えて盛大な会となった。40代の同僚はわずか、他は全て50代という超高齢化した職場だから、互いにあと何年あるんだと…

ホームポジション

心にもホームポジションがある。 心はコロコロと変転しているところから言葉から生まれたという。 いつも外界に応じて変化して捉えどころがない。 刺激に対してすぐさま応答していて自分自身の顔がない。 顔がないところが本来の顔というところ。 それなのに…

気がつけばこの何年かは・・・

研究開発の現場から次第に遠ざかるのは、リタイヤが近いのだから仕方ない。しかしそれに反比例して、コンピュータソフトの世界に傾斜している自分を見出すね。どこか技術的な香りを知らず知らずに求めてしまうのかもしれない。また仕事上もデータ管理のよう…

昨日2冊の本を

昨日、会社帰りに隣町の吉祥寺の啓文堂書店にて、2冊の書物を買う。結果的に2冊とも仏教関係になってしまった。 ひとつは柴山全慶老師の『無門関講話』。書店で先日手にしたとき、老師の言葉の瑞々しさにうたれ買う決心をしたのだが、まてよ、たしかかなり昔…

夢と遊び

明け方に夢を見たなと思いつつ、たいていはすぐ思い出せなくなってしまう。メモをとったり、意識しないと夢を見たことすら記憶できないものなんだね。ひょっとしたら毎日夢は見ているかもしれない。 この前は、職場(かなり昔の職場)で、好きでなかった男が…

座右の書というのとはちがうのだが・・・

これこそ座右の書だと決めてかかって、言葉どおりいつも傍らにおくというような書物は、なんだかうそ臭くて本当でない気がする。長年生きてきて本を読むという経験をつんでくれば、自然と好きな本の傾向を自覚することはあるけれど、自分の精神のよりどころ…