たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

印象深い映画

昨日、映画『善き人のためのソナタ』を見た。密告と盗聴の東側世界。なんだか息詰まりを感じる重苦しい雰囲気のシーンが続く。しかし最後の1分間、とても泣けた。ラストシーンの結末を予感したとき、こうなるに違いない!と思わず心の中で叫んでしまった。


ここに流れる感情は、若い頃には決して味わえないはず。おのれの内なる声に従って、はからずも苦い人生を受け入れた者でなければ。


「この旋律を聞いた人は、悪人ではいられない」と、主人公が恋人の前でピアノを弾くシーンがある。『善き人のためのソナタ』は、それ自身で美しいメロディであると同時に「善き人」の背中への賛歌。



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