たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

油彩こそ真の絵画か

鉛筆画の画集というものがないのかなあと、以前から探してはいるが、いまだにこれぞというものは見つからない。あるのは鉛筆によるデッサンの手法を説いたもの、鉛筆による下書きの心構えのようなものだ。要するに鉛筆による「絵画」というジャンルがすっぽ…

ビル・トッテン『愛国者の流儀』PHP研究所

TVにもときどき登場するのでご存知の方もいると思う。著者はソフト販売会社「アシスト」社長で、とうとう日本人に帰化してしまった元アメリカ人。痛烈なアメリカ批判で知られる。主張の詳細はここでは触れないが、同感できるところが多かった。アメリカの富…

『アイ、ロボット』

2035年の未来社会、シカゴで起きるロボットの反乱を描いた映画『アイ、ロボット』。見たのは何度目になるのだろうか。CGは美しく、リアルで、映像の魅力に溢れているのだが、ロボットは将来、人間に対して反乱するのだろうかという問いが裏側にある。言い換…

本命? 電気自動車

電気自動車が魅力的に思えるのは、その動力のもととなる電気エネルギーの発生のさせ方の多様性にある。 いちばん普及している電気エネルギーの発生のさせ方は、モータを逆動作させる方式。つまりモータの軸を外部の力で回転させて、コイルから電流を得る方式…

このところの傾向として

先月末からネット仲間展に参加させてもらい、もっぱら鉛筆による絵画を描いている。たいてい仕事を終えた平日の夜の時間帯に、思い立ったように描き始めるから、鉛筆という画材はぴったりしている。疲れたら鉛筆を放り出してしまえばいい。ペン立に立てるだ…

参考書を

分らないから参考書を買う。買ってみても分らない。分らないので、また別のものを買う。それを繰り返して、Photoshop*1の解説書がどんどん溜まってしまった。効率の悪い無駄の多い勉強法だな。基本的にゼロから独学でやっているからちょっとした小石に躓けば…

期待させるもの

やはり環境問題を解決する技術には関心が高まる。最近眼にした技術ニュースのうちで、環境関連の新技術あるいは研究テーマで面白かったもの。 重力電灯 詳細はよくわからないのだがバージニア大学の学生クレイ・ムールトンさんが発明した重力エネルギーを光…

自我のうごめき

たまには人のことを書こう。批判するためではなく、そこから何がしかを学びとることができるから。 「ソレはちがうんですよ」と、相手の話の腰を折って言う人たちがいる。相手が話している間にその内容に矛盾や無知を見出したのだろうか、もっと深い知識を自…

静かなそして沈んでいる夜

先週末、実家の母の認知症がだいぶ進んでいるという連絡を受けて、様子を見に横須賀に出かけてきた。その連絡は間違いではなかった。70年も以前に亡くなった祖母(つまり母の母)がすぐそこまで迎えに来ていると夕方になると出かける仕度をするそうだ。21歳…

崩壊するということ

組織の中で、こんな傾向はおかしいと口々に言うけれど何も行動しない。あるいは行動できない。そんな状態があると思う。その存在を感じるがとても大きな問題につながっていて手に余るような疑問。それがずっと上の経営者でなければ触れられない問題の場合な…

花は咲きそして散っていく

ネット仲間展に先日投稿した。課題にあった牡丹のドローイング。 自宅の庭でも、真紅の花がたわわに咲き、こぼれるように散った。 花は命がけで咲き、盛りは短い。その姿は潔い。 COTMAN細目 F4 鉛筆 3B、2B、HB、H 約2時間

もう・・・

自分をいじめ 自己嫌悪に陥るをやめよう 自分をいくら責めてみたところで 責める側の自分が満足するだけじゃないだろうか 相手が自分だから 実はやりたい放題に 責める快感を味わっているだけじゃないか そんな冷酷になった自分を野放しにして 思い通りにさ…

困難さと知恵と

結局その本は買わなかった。けれど、気になり何度となく書店で手にしてパラパラと見た。そのくらいこの斬新な宇宙旅行のアイデアは荒唐無稽で、無茶で面白い。 どうやって宇宙へ行くかって?地上から宇宙まで垂直に伸びる数百キロの高さの鉄柱を建築するのだ…

手帳の遍歴を通じて

思い出してみれば、社会人になりたての頃、初めて表紙が皮でできた粗末なシステム手帳を入手した。大きさはミニバイブル版くらいの大きさで、綴じ具部分が「クワガタ」の角のような開閉構造となっていて今のシステム手帳の原型ともいえるものだった。ただ表…

歳をとるといえば・・・

シェークスピアの言葉は、けっこうきつい内容をサラッと短く述べていて余韻が残る。次は『リア王』の中に出てくる道化の言葉。老いと知恵というテーマについて考え込んでしまう。智慧なく老いてしまったリア王には、悲惨な道を歩む結末が待っている。 年寄り…

予想と逃げ

予想される困難さに向かい合うというのは難しい。この「予想される」というのが曲者で、年齢を重ねて知恵がつくほど、この未来の予想をつける能力が増してくる。「これはヤバイな」などと、これからやってくる困難さがわかってしまう。それだけ困難さを回避…

逃げ

受験勉強していた頃、試験や模擬テストを明日に控えたその晩に、急に小説を読みたくなったり、普段してこなかった別の勉強のことが気になったりしてわき道に逸れて、結局明日に控えた準備が不十分なまま朝を迎えるということをよくした。そんな経験を、おな…

連休も中間に来た

休日の時間はどうしてどんどん過ぎ去ってしまうのだろう。毎日鉛筆でスケッチしたりサボテンを植え替えたり、その他雑事をこなしているうちにあっという間に一日が終わる。寝るのが夜中の2時くらいに定着しそうでマズイ。 昨日から急に暖かくなり温室内の温…