たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

美辞麗句

中身が空疎になるほど美辞麗句のスローガンが並ぶというのは、本当だと思う。「元気よく」とか「明るく」とか道徳教育のような言葉が出てくるのは、いかに現実が「元気なく」そして「暗く」て、希望が持てないことを告白している。本当に元気で明るい状態な…

パッと見

かなりの時間が経過した後で、人にあったときの第一印象をありありと思い出すことがある。その後の付き合いの中で、だんだんとその人となりが判ってくるにつれて、その第一印象の位置づけがより明確に固まってくる感じである。なんとなく嫌な感じがしたとか…

スイッチ

ものごとをスパッと断定するクセがあるみたいだ。ある人からやんわりとそれを指摘されて何となくわかる気がした。文章にも言葉にもそれが現れているようだ。優柔不断に生きたくないという心理が出てくるのかも知れない。またまた断定的な言い方をしてしまう…

『理由はないのです』

約3年間にわたって間断なくアパートの階下の住人から、さまざまな嫌がらせを受けた。自転車へのイタズラから始まって、深夜に至るまで大きな物音による嫌がらせが、絶え間なく日々続けられた。対策も持てないまま、この3年間は、やられっ放しだった。 大家さ…

同期の男

今週水曜日に同期入社の男が急逝した。日曜日に自宅で倒れそのまま病院で手当てを受けていたが、回復することはなかったらしい。水曜日の夜は、言いようのない落ち込みの中にいる自分の心と向き合って時間を過ごした。さして付き合いがあったわけではない。…

無能のレベル

階層社会において、その構成員は無能のレベルに向かって昇進するといったのは、 ローレンス・ピーター博士。たしか学生時代に翻訳本を読んだ。 昇進が停まるのはその地位が能力に見合っているからで、 それ以上昇進してしまうと、無能のレベルに達してしまい…

リュ・シファ『君がそばにいても僕は君が恋しい』

一週間ほど前に吉祥寺の書店で目にした。 この表題、わかりやすいようでいて難しい意味を含んでいる。 なんだか気になる。手にして読んでみると、単なる恋愛をうたった詩ではない。 言葉はたしかにやさしい日常語だ。しかしその意味が何であるか考えることを…

広角に視るということ

「宇宙から見た日本」という薄い写真集を、いつも机の周辺に置いている。 「地球観測衛星」といわれている衛星から日本の地形を撮影した写真集だ。 航空機に乗るときは必ず窓際に座り、迷惑もかえりみず窓を開けて地表を眺めるのが 何よりの楽しみである自分…

[生き方]団塊世代の妻たち

団塊世代の技術者の定年が、2007年問題とか言って社会現象のように語られる。 絶対数の多い世代というのは、生まれたときから社会にいろいろな変化やひずみを もたらしてしまう。とうとう定年を迎える時代になったということだ。 大量の技術者の定年は、企業…

「ゆる」スポーツ

高岡英夫さんの提唱する「ゆる」スポーツというものがある。 ボクは詳細は知らないのだけれど、スキーの例では、高岡氏50歳のとき、 練習3週間ほどで、かつてのデモンストレータ金子裕之の滑りよりも 速かったという話がある。正確には雪との滑走抵抗の少な…

力を抜く

スキーの話題だが、人の滑りを見て、 『上体に力が入っていますねぇ・・・』と評することがある。 むろんよくない例として挙げている訳だ。 たとえば手の構えに力が入ってカチカチになる。 確実に肩が凝るような状況だ。 体が硬直しているのだ。 そうなるの…

インターネットという耳そして眼

インターネットプロバイダに、引越し日(3/22)の10日前の3/12に連絡した。 プロバイダ(DION)からネット接続の完了には、約3週間かかるという。 結局、本日4/9が開通日となった。回線工事に立ち会う必要があるというので、 出勤を午後にして午前中は、待機…

サイトの更新

3ヶ月間サイトの更新をしなかった。正直時間がなかった。 スキーばかりしているからだろ、という内心の声。 それは半分は正しい。 今日、ささやかなスケッチを2点ほどアップした。 描くポイントと構図、線のイメージが、以前より出来上がっていた。 それを実…