たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

美へのこだわり

金メダリストとなった荒川静香の、勝利への戦略を分析している番組を見た。 オリンピック直前になって演じる曲目やコーチを変更し、 こだわりのある得意技のイナバウアーを入れたこと。 演技の舞台で、前の演技者のコーエンの失敗を見て、氷が走らないらしい…

古くて新しい詩

本棚から『会田綱雄詩集』を引っぱりだし読み始めた。 裏表紙に記した購入日付けを見ると、1972年11月2日有燐堂にて、とある。 おそらく大学への通学途上だった横浜駅の近くの有燐堂のようだ。 33年前に相当するから明確ではないが、どこかで代表作の「伝説…

幸福なひと時

八木幹夫さんから会おうよとご連絡いただいたのは、ほんの2、3日前。 なんでも、2月20日に会田綱雄さんを偲ぶ「桃ノ木会」が吉祥寺で開かれるそうである。 その集いに参加するため八木さんは吉祥寺に出てこられる。 その前に、お茶でもどう?とお誘いを受…

人生でも同じかも

スキーの道は2つある。 (1)一人目のスキーヤー ゲレンデを滑り降りてきて、「オレって才能あるなー、かっこいいなー」とすっかり陶酔してしまう。 自己流丸出しだけれど、本人が気持ちいいと喜んでいるので、周りもあまり指摘したりしない。 楽しいスキ…

自信というもの

人はどうして自信を持つようになるのか、自信とはいったいどのようにして内部に確立されるのか、昔からよく判らなかった。 いまは判っているのかと問われれば、どちらかといえば「否」という方が、妥当な気がする。 挫折の経験や、自己を強烈に否定される経…

表現について

日ごろ詩を愛読させていただいている八木幹夫さんから、 先日、拙いボクの絵について批評を頂いた。 その中で、おや面白い視点だなと感じたのは、「捨象と強調」という座標軸だ。 あるいは「何を描くか、何を描かないか」という風に置き換えてもいいと思う。…

雑感

人が何かをするのは、その人個人のマター。 たとえこちらを批判したり非難したとしても、 それはその人の出来事。 矛先をこちらに向けられても、自分のマターではない。 世の中は人と人のもたれ合いだと言うけれど、 他人の事柄を、自分の事柄として引き受け…