たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2009-01-01から1年間の記事一覧

伊勢志摩スケッチ 2   

穏やかに晴れ上がった翌日(5/29)に、鳥羽市畔蛸(あだこ)の海岸風景をスケッチしました。陸にまで蛸が上がって来たほど、昔は蛸だらけだったそうです。今はそんなことはありませんでした。 海岸に腰をかけると、波がチャプリチャプリと堤防を洗うような音…

スケッチ旅行からもどって

強風波浪警報の出ている伊勢志摩の海岸付近は、横なぐりの雨と強風で経験したことのないコンディションでした。押さえていても風でスケッチブックが千切れるのじゃないかというおそれがありました。それでも雨の合い間をぬって強風を避けてなんとか4枚を描き…

お天気がイマイチ

明日から2日間、伊勢の方にスケッチ旅行に出かけてきます。絵画教室の先生と研修生の皆さん、それに家内です。小ぶりな装備の水彩道具を持ち、スケッチブックを携えて、初の伊勢方面への旅です。天気予報では、明日5/27はどうも大荒れの模様。嵐の風景を描く…

作品展がおわって

先週末で教室の作品展がおわり、作品が戻ってきました。この展示会は、教室へ通い始めてちょうど一年の節目であったと思います。これからの方向を考えるとき、アクリル画に関しては、ただ対象の表面をなぞって描くだけでなく、その先にある「表現」にまで足…

あの葡萄はすっぱい

人間は弱いと思いますね。熟考して結論を得てそれを実行に移しても、思ったように結果がでないときがあります。想定した結果がでないとき、迷いが心に生じます。時間が必要なのだと言い聞かせていても、結果がでてこない以上、何かが間違っていたかもしれな…

ある展示会で

今日(正確には昨日5/20ですが)、鉛筆画の作品展を見てきました。作者はイラストレータで、プロの方とのことでした。この作品展を見る機会を得て、大切なことに気づきました。それは作品に必要不可欠の要素があるのだという事実です。 表現された作品の持つ…

作品展のホスト当番

駒ケ根市の大沼湖のほとりのギャラリーで作品展を開催中です。今日は当番に当たっていて会場に詰めていました。一昨日の雨降りの天候とは一転し、新緑が鮮やかな晴天に恵まれました。 会場の雰囲気はこんな感じです。喫茶店の横にギャラリーがあります。 ギ…

BLOGの乗り換え

会社を退職する決意をした昨年9月から綴ってきたブログ『画材屋さん開店奮闘記』(Autopage)を、タイトルも変更して、『画材店エクラの店主BLOG』(Amebaブログ)に移すことにしました。ただし内容を継承するため、エントリしたコンテンツはほぼ引越しまし…

絵画教室(5/9)

遅くなりましたが、先週土曜日の絵画教室のご紹介。 風景ばかり描いていた頃と比べると、花の絵を描くことがホント多くなりました。引き続きクリスマスローズのアクリル静物画です。最新が下になります。上から下へ描き進んだことになります。一番上はデッサ…

アルバム作成が完了

WEB

昨日ほどではないけれど、13日もアルバム作成にけっこう労力を費やし、なんとかアルバムページができました。お時間がありましたら覗いて見てください。 →弥太夫のPhoto Gallery撮る写真の腕前も、WEBサイトの作成技術も、まだまだ駆け出しレベルと今回の作…

WEBアルバムのHTMLコードをいじって一日終わる

WEB

花々や風景のデジカメ写真を、人にも見せられる形でまとめたいなと、以前より思っていました。しかしなかなか時間もなかったのです。いちから自分でタグ打ちをしてWEBサイトをつくるのはかなりの労力です。なにかいい手はないのだろうかと考えていました。 …

教室の作品展

ゴールデンウィークが終わりちょっと人出が少ない初日ですが、今日5/10より教室の作品展の後半がスタートしました。昨日の飾り付けが完了したときの様子を紹介します。会場を入り右側から鑑賞するスタイルで、写真はこの順に見ていったときの様子です。斜め…

教室の作品展

5/10からオープンする作品展の準備に追われていました。なんとかアクリル画3点を仕上げて額装して、教室の皆さんと協力して飾り付けを済ませました。場所は、駒ケ根市の『森のギャラリーKomorebi』。ローカルなところにありますが、それだけにここだけでしか…

BLOGを振り返って

ここのところ絵の仕上げに没頭しているうちに、BLOGのアクセスカウンタが40,000アクセスを越えていました。理屈っぽいことや小難しい記事ばかりで、楽しさの側面がやや欠けている(いや、まったく欠けている?)このBLOGを、多くの読者に読んでいただいたこ…

『ただ揀択を嫌う』

至道無難という江戸時代初期の禅者がいた。経歴の詳細はよくわからないようだが、愚堂禅師から与えられた公案を30年かけて解き、50歳を越えてから仏門に入った人らしい。至道無難(しどうぶなん)という名前は、以下の『信心銘』句から借りたもののようだ。 …

『不可能なことを自分に課さない』

この表題の言葉は、マドモアゼル・愛さんの著書に出てくる章の内容だが、つねづね自分のあり方や今後を考えるときに、思い起こす言葉のひとつだ。『不可能なことを自分に課さない』この一見して単純かつ当たり前の言葉は、じつは自分自身が陥りやすい落とし穴…

定年は夫婦の・・・その2

じつを言うとわが家の場合、自分が早期退職したときに家内とひそかな約束を交わした。互いの趣味、やりたいことに費やす労力やスケジュールに関して、干渉をしない。まして批判をしないという内規である。家内がサークルで出かけて遅くなろうとも、それに関…

『定年は夫婦の危機』

本の帯に、「定年うつ」激増!「カネとカミさん」対策を万全に!とある。野末陳平さんの『定年病! (講談社プラスアルファ新書)』という本だ。ずいぶん前に読んだと思っていたが、本の奥付を見ると2007年6月発行とある。何のことはない、たった2年前。 たまた…

だいたい完成に近づいた

長女の結婚披露宴にかざる予定の花の水彩画がほぼ仕上がった。まだすこし細かいところに手を入れるかもしれないが大筋これでいいかなと思う。 途中プロセスの写真も撮影しているので、一緒に掲載してしまう。 下描きを終えて、着色を始めた段階。 背景の雰囲…

便利な雑誌の束ね技

新聞や資料、雑誌を廃棄するとき、ひもで十字に束ねて捨てると思う。このとき写真の多い雑誌だと重量はかなり重い。十文字に束ねるときに、ひもを雑誌の下に回したり、雑誌をひっくり返しているとしたら重労働になる。しかしそれは不要。職場の先輩から教わ…

晴れて本当の信州人となりぬ

今日は11年間におよぶ東京の単身生活に終止符を打った。アパートを引き払い駒ケ根に「帰った」。深夜4時(今日の明け方)まで片付かないものを片付け、捨てられないものを捨てた。じつは整理整頓を始めた頃は、本当にこんなペースで引越しできるのかとかなり…

思わず拾い読み

アパートに蓄積した大量の書籍の整理整頓は、ちっともはかどらない。その理由は簡単で明瞭。ズバリ拾い読みが始まってしまうからだ。今日は川北義則さんの『人生後半の設計はこうしなさい―頭で考える定年後と現実との違い (青春文庫)』が面白く読み始めてし…

筆記具には足が生えている?

アパートの部屋の整理整頓をほぼ一日続けていて、ちょっと疲れてしまった。片付けをしながら、「引越し奉行」と称されるくらい引越しばかりしている人生だなと振り返った。とくに東京へ逆単身赴任の11年間に5回転居した。この間に長女が東京の大学に通ったの…

最後の東京滞在になる?

何日ぶりかで東京に戻った。戻ったという言い方は、本拠地が東京にあると表明しているみたいで、本当はちょっとおかしい。でもつい言ってしまう。家内でさえ、いつ東京へ戻るの?とか訊いてくる。 今回は、東京の拠点のアパートを引き払うための片付け、引越…

花の水彩画を描き始めて

先日アルシュ水彩紙ブロックを一枚はがして水貼りした。そして昨夜下描きをすませ、ベース色の下塗りを開始した。6月に結婚する長女へのお祝いに、バラの花束の水彩画を描いておこうと考えている。可能ならば披露宴で飾れればいいし、その後、新郎新婦への贈…

絵画教室にて、今度は花に

昨日は絵画教室だった。先生のお庭に咲いていたクリスマスローズをガラス容器に挿しモチーフとした。写真のとおりやや逆光気味で、ちょっと雰囲気が洒落ているかも。 F6号のキャンパスに、まず木炭で下描きを始めた。 ガラス容器のサイズと花のボリュームの…

問屋街を歩いた。けれど・・・

昨日東京へ舞い戻り、浅草の問屋街を歩いてみた。文具や画材の問屋があれば儲けものだし、まあともかく、いちど問屋街を覗いてみたかったというわけ。事前に調べると休日はお店は開いていないとのこと。ならば平日にということで、JR上野駅で降り歩き始める…

今日は桜を見に

朝晩の冷え込みはあるものの日中は気温がかなり上がるようになった。飯田市にある元善光寺では、7年に一度の御開帳が行われている。さらに隣には有名な桜の古木があり今満開をむかえているというニュースが流れたので、家内と見に出かけた。 この桜は麻績の…

ゆっくりと、絵を仕上げた

だいぶBLOG更新が途絶えてしまった。何も書くことがないときには記事はかけない。しかし身辺変化が多すぎても記事というものは書けない。会社勤めを辞め、年金、健康保険、失業保険(一応ハローワークへ行った)などの種々の手続き、身の回りの片付け、それ…

ストレス

会社を辞めてしまえば、仕事のもろもろのストレスからは解放される。日曜日の晩に、サザエさんのテーマソングや、笑点のオープニングの囃子を聞いて憂鬱になる必要がもう無くなるのだ。毎日が日曜日の状態になれば、曜日の観念が希薄になり、月曜日が憂鬱と…