たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

2009-01-01から1年間の記事一覧

静物画4 −その3−

アクリル絵画の更新がだいぶ滞ってしまった。 今日、絵画教室の補講というのがあって(学生の夏休み補習みたいだ)、勝手にネーミングしているアクリル静物画4をすこし進展させた。しかし後1回くらい七転八倒(?)しなければ完成とはいえない、とは先生の言…

竹田陽一、栢野克己著『小さな会社★儲けのルール』

小さくとも個人事業を始めるにあたって、何か起業の本を読んでおこうと本屋さんで見つけた本。中小零細経営者へむけた経営戦略本ということになるのだが、内容はいたって具体的、かつ実践的。なるほどと思うことや目からウロコのことがらなど、実戦に役に立…

こころのエネルギー

かつてサラリーマン時代に、恣意的な悪意ある言動を某一派から仕掛けられて立ち往生し、ほとんどノイローゼ状態に陥った経験がある。当時の上司は、おまえはノイローゼなんじゃないかと訊くなり、即役職を解いた。自分はそんな状態ではないと内心思ったのだ…

赤沢自然休養林をあるく

お盆に訪ねてきた親戚の4人と家内とで、木曽郡上松町にある赤沢自然休養林に出かけた。木曽ヒノキをはじめとする木曽の樹木が保護された地域で、森林浴ができる遊歩道のコースがいくつも整備されている。 木曽を代表する樹木として木曽五木があるそうで、ヒ…

勝間和代さんのハッとする言葉

なにげなくTVを眺めているとけっこう心に響く言葉に出会う。さきほど勝間和代さんがTV番組で語っていた言葉など、ちょっと深い。 妬む、怒る、愚痴るの3毒は、結局問題を先延ばしにするだけなんですよね。 いいねぇ・・・ 問題の在り処に目を向けずに、不快…

グレン・グールドの思考

グレン・グールドの連載番組の第2回目を見た。 →知る楽・こだわり人物伝・グレン・グールド・鍵盤のエクスタシー(再)NHK教育 2回目は、「コンサートは死んだ」というテーマ。32歳頃にグールドがコンサート活動を完全停止して、2度と舞台に立たなかったその背…

ブレーキ力

先日のTV番組で、「ブレーキ力」という聞きなれない言葉を耳にしました。ある行動を「とらない」自制する力を示す言葉らしく、生涯で25歳時がもっともブレーキ力が高いのだそうです。それ以上の年齢ではぐんぐんブレーキ力が低下し、50代ではだいたい9歳児のブレ…

モリゾの魅力

「西洋絵画の巨匠」という薄い週刊誌のような画集を定期購読しています。退職を決意して絵画の世界に足を踏み入れようとしているのと時を同じくしているので、ちょうどいいかという感じで本年の1月から買い続けています。 先週の配本は、No.26 モリゾでした。…

教室にて着彩をはじめる

今日は、絵画教室の日。いつもに比べると準備不足でした。下描きの鉛筆画を描いたとき以来、ほとんど手を入れていませんでした。忙しさに負けて、ちょっと時間が取れないというのが正直なところ。 このところの長雨の影響でしょう、アクリル絵の具のパレット…

ささやかな野菜の収穫

久しぶりに晴れ間が見えて気温が上昇して来ました。今日こそ野菜とくにジャガイモの収穫をしておく日です。いつまでも長雨の土中でジャガイモが傷んでしまいそうです。 雑草だらけの畑にスコップを入れてみます。土はやや粘土質ながら、ジャガイモの姿がチラ…

通知

一月ほど前に、色彩検定のことや色彩検定を受検したことを書きましたが、色彩検定3級の合格通知が届きました。合格証は後送されるそうです。まずはやれやれ。 本年度の冬季検定が11月にあって、1級検定だけは冬季だけ年1回実施されるとのことです。自分が次…

50代最後の誕生日なのだった

朝起きるなり、娘に誕生日おめでとう!と言われて、そうだ50代最後の誕生日なんだったと気づきました。昨日お酒を飲むときまではちゃんと覚えていたのですが、またすぐ忘れてしまうのですね。そういえば、なにか欲しいものある?と誕生日の前に家内に訊かれ…

机の上に散らばったもの

自分のデスクの上には、新聞からの切抜きや、なにやら計算して途中になっている紙片、絵画展の開催案内ハガキなどが散らばっていて、まだ自分の内部で解決や決定できていない事項が、さながら頭の中から現れ出てきたような様になっています。その中に、紙に…

今日は皆既日食で、話題もちきりでした

7月22日に皆既日食が観測可能ですと、ずいぶん前からニュースが流れていましたね。ちょっと騒ぎすぎじゃない?とか思いながらわりと冷淡ぎみに平然と過ごしているくせに、土壇場になるとにわかにあわてて行動するという性癖は昔からです。結局、朝から昼頃ま…

絵を描く姿勢について

梅雨明け宣言が出てから約1週間後、ようやく本格的な暑さがこの駒ケ根の地にもやってきました。周囲では、せみの鳴き声がけたたましくなってきました。 今年はなにかと多忙を極めそうです。よく考えたら3月の退職後、旅行に出かけるでもなく、また一日ダラダ…

携帯の機種変更のことなど

とうとう昨日、梅雨が明けたようです。空には入道雲が出ていて、もう夏の空だよねと家内と会話したばかりでした。 このところSoftBank携帯(SHARP製)が不調で、音声着信音が鳴らなかったり、メール受信が不着になったりしていました。着信音が鳴らない方は…

絵画教室で、新作に取り組む

先のアクリル画は完成にして、今日から新たな絵に取り組み始めました。風景画を描いてみようかなと思いつつ、先生のアトリエを訪問。準備されていた静物モデルが、とてもステキな雰囲気を漂わせていたので、これに魅入られてしまい取り組むこととしました。…

水彩絵の具の親しみやすさと難しさ

日ごろ水彩絵の具について感じていることがらを。 小学生の頃は、不透明水彩絵の具をつかって図画の授業が行われていたと思います。プラスチックのパレットに絵の具をチューブからひねり出して、ひたすら塗っていくという感じでした。絵の具の顔料には、有害…

風景画は現場で描くべきか?

当地の伊那谷では、高遠美術館が主催する信州高遠四季展という比較的大きな公募展が3年に一度開催されます。今年がその年に当たっていて、生徒さんの中には出品された方もいます。以下の内容は、先日の絵画教室で、絵筆を走らせながら生徒さんが語った内容で…

「もう完成としましょう!」

4月からながながと描いてきたクリスマスローズのアクリル画。今日の教室でようやくサインを入れましょう、という先生の言葉がでました。前回までは、背景を赤紫系の色で塗っていましたが、紫のクリスマスローズの花が引き立たないという理由で、無彩色系に変…

昨日は検定試験を受けてきました

にわか勉強もいいところだったのですが、予定どおり色彩検定3級という試験を、昨日受けてきました。正式名を『ファッションコーディネート色彩検定3級』というらしいのです。色そのものを勉強するのはもちろんなのですが、最終的には工業的な応用につなげて…

伊勢志摩のスケッチ

伊勢志摩の海のスケッチは現場で5枚描きました。今回の仕上げは4枚目にあたります。これで最後です。5枚目はどうも構図からして気に入りませんのでこのままお蔵入りです。 下の絵の場所は定かではないので、いちおう鳥羽市の漁港としておきます。入り江にな…

色彩検定

あと4日ほどになりました。色の勉強のため、6月28日に色彩検定3級を受験します。色彩検定3級はいわば入門編みたいなものですが、色の名前や、系統的に記号をつけた色の指定方法など、覚えることがじつに多くて、記憶力の鈍っている自分としては、かなりきつ…

透明水彩画の講座

知人の紹介で、10月より中京圏C新聞社のカルチャーセンターの水彩画講座を担当させていただくことになりました。会場は、少し遠いですが松本駅の近くにあります。じつは以前に話がトントン拍子に決って、なんだか現実感がなかったのです。宣伝用のチラシ紹介…

いちおうの区切り

5年前に描きかけた風景画に区切りをつけます。骨格を描いてしまっているので、いまさら変更が利かないということと、これ以上いじってみても改善効果がなさそうだということが理由です。まあ気に入らない点がたくさんあって、いろいろとやってはみたけれど力…

ふたたび5年前の絵を・・・

駒ケ根の自宅の方に居をすえたこともあり一挙にモノが増えました。アトリエに使っている空間も手狭になってしまいました。昨日は、アトリエ用の棚を自作して収納箇所の増設を行いました。 ついでに2005年に描いたきり、そのままだった大判の風景水彩画に手を…

生の時間

昨日、ひとり車を走らせて市内のホームセンターに行き、木材など内装材料を購入して帰路に着きました。ハンドルを握りながらずっと不思議な感覚にひたっていました。生きるためにはさまざまな課題やら宿題がのしかかって、あれをやらなければいけないとか、…

スケッチの仕上げ

先月の伊勢志摩スケッチ旅行の一枚をほぼ仕上げました。畔蛸という風変わりな地名の湾の風景です。 比較的ラフな感じで描きました。したがって色彩もあっさりと強い色で大雑把に描いています。しかしそう思っているのは本人のみで、あまり変化はないのかもし…

普段の生活にもどりつつ

先の日曜日、長女の結婚式が無事終了しました。どんな心構えでいようと時は止まらずにやってきて、過ぎ去るものです。披露宴の最後、エンドロールで紹介された娘の生い立ちの写真の数々、そして娘の朗読した手紙の言葉に触れ、あらためて娘と自分との関係を…

今年の花は・・・

庭で育てている花々が、今年はきれいです。その理由は、例年大挙して訪れる虫たちが少ないのです。芍薬もバラも、蕾の頃からすでに虫たちがもぐりこんで、無残な姿になります。駆除剤もそれほど徹底的に撒いてはいないのですが、虫の姿がすくないのです。ミ…