［言葉］気品

最近気になるのは、この気品という言葉。
金儲け話ばかりの最近の世の中では、気品なんて不要物の最たるもの。
あってもなくてもどちらでもいい。だれも気にしていない。
そして後世の眼から見ると、今がいちばん下品だった時代と言われそうだ。
金品にしか価値を見出せなかった暗い時代だと。
貧しくても気品を保つことは可能。
気品は、その人の人生を貫いている価値観からにじみ出る空気。
見えない人には、無きに等しいのだろう。