たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

連休も中間に来た

休日の時間はどうしてどんどん過ぎ去ってしまうのだろう。毎日鉛筆でスケッチしたりサボテンを植え替えたり、その他雑事をこなしているうちにあっという間に一日が終わる。寝るのが夜中の2時くらいに定着しそうでマズイ。


昨日から急に暖かくなり温室内の温度も急上昇。50℃近くなってしまう。こうなるとサボテン達は次々とつぼみを開花させる。そのスピードはサボテンの苗の成長速度からすると格段に早い。そしてたいてい2〜3日で花が終わる。すぐさま写真に納めないと、いちばんいいところが記録できなかったりする。




豊麗丸というお気に入りの品種。ようやく開花した。赤花系や白花系やピンク花系と多種多様だが、白色の上品さが花の形に合っているように思う。つぼみはたくさんつけるので次々と咲く。



アッチラセンセという名前の美花の種類。トゲが邪魔して花がきれいに360度開かない場合があったりする。それでもトゲの間からつぼみが間を縫って出てくる。植物としてまだ完成していないのかも。園芸種だとしたら仕方ないか。



たぶんこれは黄裳丸だと思う。今年の厳冬ですっかり苗の本体が赤茶けてしまった。もうだめかなと思っていたらつぼみがぐんぐん伸びて開花した。サボテンや多肉植物の中には紅葉する種類もあるから、そんな変化なんだろうか。よく生き延びてきれいな花を見せてくれたなというのが正直な気持ち。

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昨年11月に描きかけて鉛筆の下書き段階で放り出してしまったものを、この連休に鉛筆だけで仕上げてみた。ここからの眺めは以前水彩画でも描いた。駒ケ根市が遠望できる高い場所だ。視界がひらけているだけに風が強い。ちょっと描きかたとしては細かかったかもしれない。精密に描くことと、絵としての魅力、訴求力はどんな関係だろうか、などと思いつつ。
F6セヌリエブロック。鉛筆3BとH。