たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

ふと思うことは・・・

昨夜、この3月で定年になる職場の先輩の歓送会が開かれた。すでに定年になり悠々自適の身分となったお世話になった方々も顔を見せ、予想を越えて盛大な会となった。40代の同僚はわずか、他は全て50代という超高齢化した職場だから、互いにあと何年あるんだとか、もう5年もしたら今の顔ぶれはほとんど居なくなっちゃうとか、そんな話題が多い。これじゃ、人生の午後5時くらいの感じだ。


人生の時間がまだまだたくさんあると安心できる年代と、もうこんな年なのかと多少の落胆を交えて気づく年代の境界線は、どの辺にあるのだろうか。これは個人差があるのだろうけれど、たぶん50代のどこかである。多数の人は、定年とか年金の運用とかそんな話題が増えてくる50代の後半である。そして「何とはなしに」この年代を境に、後者のような感じ方を受け入れてしまう。
でも考えてみれば、これは会社があるいは社会が決めた一応の決まりであって、個人個人の内部の話とは関係がない。いつまでもまだまだ人生の時間があると考えていけない理由はない。


先ほどのNHKトップランナーという番組で、出演者のトップランナーに女性の司会者が「子供の頃の夢はなんでしたか」と訊いていた。自分にふり返り「オレの夢はなんだったか」をすぐ考えた。そう、小学生や中学生の頃、自分は画家になりたいと思っていたのだった。それを実現する日が間近に迫ったぞ、と思ってもだれも文句は言わないのだ。


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