伊勢志摩のスケッチ
伊勢志摩の海のスケッチは現場で5枚描きました。今回の仕上げは4枚目にあたります。これで最後です。5枚目はどうも構図からして気に入りませんのでこのままお蔵入りです。
下の絵の場所は定かではないので、いちおう鳥羽市の漁港としておきます。入り江になった堤防の上でスケッチしている前で、70歳くらいの漁師さんが自分の船の修理をしていました。油を小さなタンクに詰めては、船体の機械に注油してメンテナンスしていました。今日は漁に出ないのですかと訪ねると、天気はいいけれど今日は沖が荒れているからとの答え。この辺でも蛸が採れるけれど、いまは魚の漁をしているというような雑談をしながら、鉛筆を走らせました。
透明水彩 WIRGMAN F6 ブロック 33×27cm スケッチ2009/05/29 彩色2009/06/24
船を真正面から描くのは、構図として難しいことを痛感しました。ほんとうは船を描くためではなく、水面の深い色合いと光の反射を描いてみたかったのです。でも試行錯誤するうちに、ちょっといじりすぎたかなと反省中です。