思いのクセ
いちばんになることが、いちばんいいにはちがいない。
だがそれを当たり前のこととして頭から信じていると、
いつも苦しむことになる。
いちばんになることなんて、人生にはあまりに少ないから。
いつも負けている自分を振り返ることになってしまうから。
いちばんでないことで、不機嫌になっていたら、
思い通りにならないことで、怒りを溜めていたら、
毎日不機嫌な人になる。
はたしていちばんと10番とでなにが異なるのか?
自分のどこが変わるのか。
つきつめて考えていくとよくわからなくなる。
自分は変わっていないんじゃないかという声がする。
なぜなら比べてはじめて、
いちばんになったり10番になったりするから。
でもこの比べるという、ひょいと出てくる
こころのクセ、習慣。
これが不機嫌のもと、自分を苦しめている元凶。
自分で自分の首をしめている。
つまるところバカだな。
庭のバラ(イングリッシュローズ)