たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

迷い

手帳を整理していて古いメモが出てきた。でも内容は今でもまったくその通りで古くない。いやますますその思いが強い。


迷いはなくならないものだと心底思うとき、迷いを脱するきっかけ。
迷いは努力によっていつか無くなる日が来ると思っている限り、迷いは続く。
(2009/09/13)
いつの日か迷いが無くなると思っているのは、自分が完全な人間になれると信じていること。完全主義者といっていいだろう。しかし、世の中に完全なものなどあっただろうか?まして生身の自分において?
神のような100%完全な基準を設定してしまえば、人生は劣等感と不完全な思いで苦しみの連続だ。

それだからこそ、いつか完全になれると信じてより一層の努力を続けるのか?いやいや、それはアベコベだろう。完全さを妄想していることが元で、苦しみの道を歩んでいるのが真の姿ではないのだろうか?