たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

うーん、欲しくなった

PanasonicLUMIXのシリーズに、コンパクトデジカメでありながら十分な性能を持つLX3という機種が出るらしいことを知っていたけれど、先日たまたま出かけた伊那市ヤマダ電機で実物に触れることができた。リーフレットも手にいれた。

やはり実力はすごいようだ。まずレンズが明るい。開放絞り値でF2.0。いま愛用しているCanon Powershot G5と同じ。レンズが明るいと、室内でもシャッター速度が速く切れる。フラッシュを使わなくても写せるし、三脚を使わず手ブレの心配もない。ライカのレンズなんだね。望遠側でF2.8というのも魅力的だ。普通売られているコンパクトカメラだったら開放側でもF2.8がやっとというところ。F3.5なんてザラにある。

明るいレンズの効用について解説すると、たとえば絵画をWEBにアップする際、自分の場合、ほとんど室内でデジカメ撮影してPhotoshop でレンズゆがみ補正とトーン、色合いの補正を行う。これなら大きな絵画の場合でも、スキャナのようにスキャン画面の大きさを気にしなくて済む。離れて撮影すればいいだけの話だ。だけれど暗いレンズだと四隅のトーンが暗くなりがち(ケラレ)で、Photoshopで補正してもなかなか上手く行かない。その結果、原画の雰囲気が再現できたかというとなんとなくヘンなんだよね。以前この問題にけっこう苦労した。Powershot G5でやや離れて撮影するとこの問題は気にならなくなった。明るいレンズさまさまなのだ。しかし欠点は、カメラがごつくなり重くなる。先日集合写真を撮影してあげたのだが、Powershot G5をみて、ずいぶんクラシックなカメラねといわれてしまった。

CCDデバイスの受光面積もやや大きい。1/1.63というサイズのようでコンパクトカメラとしては頑張っている。そして1010万画素。いまや1000万以上の画素数が標準になりつつあり、当たり前のスペックになったから、あとはCCDの面積を大きくして、SN比を向上させるしかなくなった。1画素のフォトダイオードにいかに多くの光を投入してやるかが、ノイズのないクリアな画像を撮影するかその特性を決めてしまう。

コンパクトでいいカメラだねぇ。値段は決して安くないけれど・・・
Panasonic デジタルカメラ LUMIX (ルミックス) LX3 ブラック DMC-LX3-K



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