たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

人生午後4時くらいになって

今週、身の回りで起こったいくつかの(まったく)愉快でない出来事を振り返る夜。とりとめない思いを抱く。


何が正しくて、何が間違いかを知ることは、案外かんたんな事柄なんだと思った。難しく考えることはない。曇りない素朴な気持ちで、ものごとや人に接すれば、すぐさまわかる。いやな感じがしたり、言葉にならない直感で感じた内容を、大事にみつめればいいだけのことだ。それをいつも後になって、「ああ、そういえば、最初この感じを抱いたな」と思い起こす。あのとき違う判断をすればよかったなと。
こんなとき、賢者グラシアンだったら、何と記しただろうか。


自分を縛るしがらみや、損得などが眼を曇らせる。そして、そのときは眼が曇っていることに気づかない。子供のように、いやなものはいやと思っている気持ちを、忘れてはいけないのだ。
また、ものごとが進行していく中で一人異を唱える決意がつきにくく、億劫だとか流れに任せていればいいという安易さに落込んでしまうというところもないではなかった。
こんな過ちをずいぶん繰り返してしまった。