人生でも同じかも
スキーの道は2つある。
(1)一人目のスキーヤー
ゲレンデを滑り降りてきて、「オレって才能あるなー、かっこいいなー」とすっかり陶酔してしまう。
自己流丸出しだけれど、本人が気持ちいいと喜んでいるので、周りもあまり指摘したりしない。
楽しいスキーライフを満喫しながら何年も遊ぶ。あまり上達はしませんが、本人はいたって満足で幸せ。
(2)二人目のスキーヤー
ゲレンデを高速で滑り降りてきて、「あー、あそこのウェーブでポジションが遅れちまった!
それに早く回そうとして外スキーが上体と調和せずに、少し違和感があった。
きっとエッジの跡にズレがあって膨らんでいるだろう。
リフトの上から自分の滑った跡をチェックしよう。
・・・ああ、ダメだちっとも上達してないなぁ。
よし次は、あせらず傾きだけで直線的に谷回りに入って見よう。そうすれば、ブツブツ・・・」。
毎シーズン確実に技術を向上させていく人だが、スキーを楽しむことをどこかに忘れてきてしまっている。
スキーが大好きだが、ゲレンデで半分は苦しんでいる。
ビデオに自己の滑りを撮ってもらい上達のよすがにしようと考えている自分は、
間違いなく二人目の苦しみの茨の道を行くタイプである。
うーむ、ヤレヤレ。