たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

この世の裏側には何がある?

技術職で仕事をしてきたこともあり、ものごとの理解の仕方は理詰めで考える傾向が強いと思う。世の中、たいていのものは説明がつくと考えている。でもそれを打ち破り、首を傾げるような現象は確かにある。今も手帳の中に二枚の不思議な写真をいつも持ち歩いている。


駒ヶ根にある名刹光前寺の夜桜を家族で見に行って、ライトアップされた見事な桜を背景に、家族を撮影したうちの二枚。一枚は家内を撮影したものだが、カメラの手ブレもなく背景の桜の花びらもしっかり写っているのに、片すみに光の滝のようなものが揺らいで写っている。大きな蛾が飛び込んで螺旋を描きながら落下していく瞬間をフラッシュ撮影してしまったのか。それにしては明るく太い光の帯の周りに、沿うように細い光線が筋状に走っている。それらのうっすら写っている薄い光の筋は、それぞれ独立した軌跡を描いている。また、もし蛾のような虫ならば、フラッシュの瞬間にその姿がブレながら写っているのが普通だ。


もう一枚はまったく同じ桜の枝垂れた枝の近くで家族二人を撮影したもの。位置関係としては家族より数メートルは後にあるはずのライトアップされた桜の枝垂れた枝の束が、なぜか頭の前に写っている。そのため頭の一部が、後にあるはずの枝に隠されてしまっている。そして得体の知れない光が顔の前を横切っている。


この二枚のおかしな写真を撮影した場所が、同じ桜の樹木の同じ枝が垂れている同じ場所であることも不思議なのだ。


フィルムカメラならフィルム装填時に迷光が入ってしまうことがあるが、さすがにディジタルカメラだ。


高次元空間の一部分を利用して暮している3次元世界にいるボクたちという構図なら、高次元の生命体がいたずらをして、高次元物体を3次元中にねじ込んでしまうこともあるかもしれない。突然目の前に物体が出現してしまうわけだが。



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