たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

新年を迎えた。しかしPCには・・・

年末29日まで出勤日だった。その日の夜に長野自宅に戻るなり、年賀状のデザインを決め、
落雷で壊れ買い換えたプリンタの調子を見ながら印刷を済ませ、床に就いたのが夜中の2時。
30日は朝からスキーに出掛け、その間に宛名を家内に書いてもらい、スキーから戻るなり、
年賀状に一言づつ書き加えて何とか30日に完成!夜のうちにポストに投函しようと家内と
夜のドライブ。結局ビールを買ったり、本屋をのぞいたりして夜更かし。


大晦日も、やはりスキーには欠かさず出掛ける。帰ってきてからハウスの破れたビニールの
補修を行う。直すつもりが穴がドンドン拡大して、収拾がつかなくなる。3年目のビニールは
劣化して障子紙のように脆い。触れるだけでぱりぱりと裂けてしまう。幅広のセロハンテープを
天井の部分に貼ってごまかしてしまう。
その後、2階のはめ殺し窓の外側が汚れているので、はしごをかけて外から拭き掃除。
部屋の照明かさの掃除を終了させて、なんとか大晦日を迎えられる体制が整った。
NHK紅白を家内と見ているうちに、いつしか瞼が下がり、また起きてはTVを見る。


そんな風にバタバタしているうちに2006年が幕を閉じた。
団塊の世代の大量の退職者の続出が2007年問題といわれている。大量定年とも。
団塊の世代が人生の節目を迎えるたびに、社会に新たな現象を引き起こし騒ぎを起こしてきた。
きわめて私的な生活の節目が社会に影響を及ぼしてしまう心境はいかがなものだろうか。
退職金しかり、技術の伝承の問題しかり。団塊の世代熟年離婚問題もある。
年金分割制度の施行で、離婚率が激増するとも言われている。


Y新聞を見ていたら、定年後に年間結婚契約書を毎年取り交わしている夫婦の話が紹介されていた。
その契約書の末尾に、奥さんが書き加えた一項目が。
《夫婦でもプライバシーを尊重し、暮らし方・生き方に対し指示・命令を強要しない》
なんだか団塊の世代の夫婦関係というものが象徴されているような一文だ。
男は仕事に精を出して稼いで来ればいい、という夫の割り切った考え方が、
透かし彫りのように見えてくる。


猪年は激動のある年とも言われているが、果たして自分の身に降りかかる火の粉は
どのくらいあるんだろう。などど雑然と思いをめぐらせて、もう新年なんだなと改めて思った。
なかなかPCには向かうヒマなく、新年4日目にして遅ればせながら、明けましておめでとうございます。