朝は、今日おきるかもしれない心配事を探すのに熱心になる。
好きでしているのではなくて、窮地に陥るのがイヤだからだ。
チェックといいながら、じつは不安なのだ。
不安と心配のチェックをしながら、人生の時間を費やす。
リスク管理という名目で人生の時間を注ぎ込む。
生きている時間の大半を消耗していく。
なんとリスク管理すること自体のリスクに気付かない。
むかし読んだ内橋克人さんの著書にこんな言葉があった。
コストダウン効果を生むためにかけるコストが、
コストダウン効果そのものを上回る。
事態は似てくる。
そうなると何もしない、あるいは「ずぼらになる」ということが
最善策となる。
