たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

引き続き、午堂さんの本を読んでいる

お金に対する考え方を改めるきっかけとなったのがhttp://d.hatena.ne.jp/Yadayoo/20100413#1271168216/:TITLE=午堂さんの本。これまでの人生で培ってきたお金に対する概念がかなり自分の中で狂って(?)来ていて、もう一冊読みたくなり、午堂登紀雄著『お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方Amazonへリンク)』を買って読んでいる。お金、お金とまるで拝金主義者になったみたいだけれど、そういう観点自体がすでにお金に対する負のイメージを前提にして見ているのかも・・・。つまりお金に頓着しない生き方が清く高潔であり、お金にこだわる生き方は卑しいという暗黙の了解事項だ。いつからそんな概念が生まれたのかはよく知らないけれど、その根拠はどこにあるのだろう?


お金を儲けて金持ちになること、イコール幸せとは思わないが、貧乏な方がより幸福に近いとも思わない。お金と道徳観や幸福とは別もので、まず単純にお金がなければ路頭に迷う。だから生きる上で最低限のお金が必要で、そのための真っ当な努力が卑しいとは思われない。


真っ当というのは、午堂さんの本に繰り返し説かれている考え方だが、お金を人さまからいただけるのは、「値段」に相当する以上の「価値」を他人に提供できたからだ。『お値段以上、N』というコピーだってあるくらい。価値の高い仕事を提供し続けられれば、それなりの収入をうることができる。つまり他人に対してお金を使ってより高い価値を提供できれば、使ったお金は増えて返って来るという考え方だ。