たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

さらに着色する

すこし用事が入ったりして、描きかけの水彩画から気持ちが離れそうになった。経験論だが、一気にある程度行ってしまったほうが絵はうまく行く気がする。忘れた頃に再開しても気が抜けている。


今日、色を追加して作業を進めた。こんな感じ。

自分としては破綻してしまう境界線の近くに来た感じがしている。でも新しい境地になる前触れかもしれない。それはどちらなのかは分からない。濃淡のレンジの少なさが、絵の迫力を削いでしまう傾向があるので、その点に注意だ。
遠くの山に色を入れた。その結果、手前の里山がかなり薄くなった。はじめは濃すぎたと感じたのだが、周りの状況でこれほど印象が変化する。そこに恐さと可能性がある。