たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

書類が届く

今日、早期退職および支援制度の審査会結果の書類がとどく。判定は適用。つまり正式に認めるということだ。一緒に、退職願用紙と秘密保持の誓約書が同封されていた。ものの本には、封筒にしたためた昔ながらの退職願を提出することが必要と書いてあるが、すでに会社が「それ用」の用紙を用意しているので、形式に悩む必要はなくなった。秘密保持の方は、在籍中に知りえた重要な情報をつかって会社に不利益な行動を取らせないための誓約書で、インサイダー取引なども含まれる。


このところ、派遣労働者の「派遣切り」が深刻度を増している。暗いニュースばかりが流れる。年末を迎えるこの時期に会社の寮を退去するよう求められたり、契約が打ち切られる。路上生活を始めた派遣労働者の方たちも増えたそうだ。終身雇用は日本流経営の特筆すべき長所であるという主張が、これまで論じられてきたはずだったが、その変化ぶりは驚くばかり。労働者の約3割までが非正規社員という実態と、組合もなくセイフティネットも作用しないがために、いとも簡単に派遣切りの刃を振り回している構図が思い浮かぶ。知恵と工夫の日本的経営ではなかったのか。痛みを分かち合い、手厚い社会保障を採択する道を選んだオランダの成功例が、とてもまぶしく感じた。


就職する年にオイルショックで、就職氷河期といわれた。退職するときも未曾有の不景気突入の状況だ。まだまだのんびりなんかしていられない。


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