たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

鬱ってなんだろう その2

重石(おもし)を手放さない自分がいるんだ、という話の続きになるけれど、生き方が自分が自分がという頑張っているスタイルの場合が多い。だいたい責任感が強い(と自分で思っている)タイプで、ものごとをいい加減にしない人物像なんだね。


世の中、いろいろな人種の人がいてそれぞれに価値観を持って生きているけれど、そんなことが眼に入らないか、気が付いていない。気が付かないから、頑張るわけだけれどね。


自分も含めてこういうタイプの人が抱いている世界観は、教会の中にいる自分というイメージ。世界はひとつの教会になっていて、その中に正義の人である自分がいる。
なぜか、他には人はいない。そして教会にはさまざまな問題が降ってくる。それを「真摯」に受け止める自分がいる。逃れようが無い。一人で頑張る。


責任感が強いといえば、とても褒めている言い方だが、反面、なんでも一人でやろうとしてキリキリ舞いしやすいともいえる。時には人の分まで背負い込んで頑張る。


やがて待ち受けている結末は、心のエネルギーの枯渇という事態。心には、ガソリンが備蓄されていて多少の負荷の変動には耐えられる。気づかないけれど休息することでガソリンを補給している。


でも頑張りすぎると、やがて備蓄分がなくなってしまう。そして発作が起きるんだね。心の悲鳴というか、ダメだという強い思いが襲ってきて、へたり込んでしまう。ここまで頑張ると、ほんとにヤバイ。


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