2008-08-19 ありふれた時 雑記 何でもないありふれた一瞬を ときに輝きとともに思い起こすのはなぜだろう? その時が かけがえのない一瞬であったのに そのときは感じられなかった 助手席に妻をのせて ハンドルを握っている 外には緑の風景が流れ とくに語ることもなく けだるさにつつまれた 静かな昼のひととき 幸せのまっただ中にいるときは ときとして退屈な時間と感じて そこから抜け出そうとすらしている それが過去の一瞬へと遠ざかったとき つまりは それを失ったときにはじめてわかる 痛みをともなって