たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

愉快だ!

今日は愉快な時間を味わう幸福に恵まれた。
業務に関することのため詳細は差し障りが出るので書けないが、こんな身近に「本物の男」がいたんだという驚き、そして、その男と本音で語りあう短いが豊かな時間を持ったこと。考え、悩み、そして流されることなく決断する。そういう男がいるのだ。


このような日は不思議と、同調し、共鳴するようなことがらが訪れる。同類のものを惹きつけるのだろう。書物の中に同じ体臭のする男を嗅ぎつけた。帰りがけの書店で『史上最強の投資家 バフェットの教訓』という本に出合ったのだ。投資だけでなくビジネス全般、そして人生にわたって強烈な警句を吐くウォーレン・バフェットの言葉を拾い集めたもの。短いが芯を突く言葉には、破壊力のようなものすら感じる。


ちょっと滑稽に感じる警句を。

No.90

やる意味のないことを、うまくやれても意味はない。


M・バフェット、D・クラーク著『史上最強の投資家 バフェットの教訓 逆境のときでもお金を増やす125の知恵』徳間書店 p.154


意味としてはやさしい。無意味なことがらをうまくやっても有意義にはならない。だが、ビジネスの場には、こんなことがらはあちこちに見られる。うまくやっているときは充実感すら味わう。そして、自分は何をやっているのか、そこに意味があるのかを忘れてしまう。