たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

これから・・・

2週間くらい前に、平原綾香さんのアルバム『そら』を購入してから、ずっと毎日のように聴いている。その前に買った『ベストアルバム』をときどき織り交ぜながらね。


何となく感じるのだが、綾香さんが歌う歌には宇宙感覚に通じるものがある。綾香さんがどのような選曲を経て、歌を選んでいるのかわからないが、共通のテーマというのかな、そんな宇宙時代のメッセージというのかな。


その感覚がじゃまにならず、また触れてみたくなり聴く。いつまでも頭の中に旋律が流れ続ける。・・・仕事をしていてもね。


そしてこれも何の根拠もない予感なのだが、こういう感覚が当たり前の人たちが、これからたくさん輩出してくるだろう。


宇宙感覚を持って生きることが、キーワードになるのだろう。地球を外から見てしまった世代の子供たちは、ボクたちのような古い世代の感覚とはちがうはずだと思う。


地表だけの価値観に埋もれて生き、境界に接する人々と争ったり、戦争したりする世界観が崩壊するような予感と期待がある。


なぜなら、宇宙にぽっかりと浮かぶ孤独な地球の姿を知ってしまったから。気づいてしまったのだ。目の前の球体の表面が全世界、全歴史だったこと。


それを3次元空間の真実として目の当たりにしたのだから。もはや地表に束縛された2次元の価値観ではいられない。


瑞々しい球体。表面に沿ってただ続いている青く輝く大気。渦巻いてまといつく白い広大な雲。山脈や壮大な砂漠は見えるけれども、どう見ても国境の線は見えない。