たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

地球の顔を見たく

先日(2/4)のNHK番組『ウェイクアップコール 〜宇宙飛行士が見つめた地球〜』という放送がとても印象に残った。ヒューストン管制センターからスペースシャトルに向かって、2分ほどの目覚めの曲を流すらしいのだ。スペースシャトルは2時間あまりで地球を周回してしまうので、日の出と共に一日が始まるというわけにはいかない。
めまぐるしく、一日にいく度も日の出と日没の繰り返しを見つめる。


スペースシャトルの宇宙飛行士の一日は、朝の一曲(ウェイクアップコール)から始まる。そして、様々な問題をかかえた地球が、地球周回軌道という「微妙に外部に位置したところ」にいる宇宙飛行士の目からどう写るのか。


その中で月に向かう高高度の軌道から、地球の姿をまるごととらえた映像が、不思議な感情を呼び覚ます。黒い宇宙空間の中で、色彩豊かな地球がたった一つ浮いている。雲の白色と大気反射の青色、それに地表の赤い色彩が織り成すまだらのボール。
このような姿を何億年と宇宙にさらして来たのだなと。それを奇跡と感じるのは自然だと思った。


宇宙飛行士のフランク・カルバート氏の言葉をすぐにメモした。
『自分が何の一部であるのか、それを理解すること・・・』
とても深くて印象的な言葉。





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