夢について
昨年11月21日に見た夢。
それが夢だったのか現実だったのか疑いたくなるような現実的なものでずっと気になっている。過去に同じ状況のことをしでかしたような気もする。だから夢に出てきたのじゃないかと思う。
自宅で女性から電話を受けている。どうやらその女性のところに行く約束を自分はしていたような、それらしい言葉を自分が発したような、なんだか曖昧。
結局、ボクは出かけはしなかった。
そのことを確認に女性から電話がかかった。うろたえながら自分はわけのわからない理屈をつけて、いい訳をしている。天候も悪いし、ちょっと別の用事もあって出かけられなかったんだ・・・
責めることをしないその相手は、とても悲しげな小さなつぶやき声で、それは残念ですね、残念ですね、と繰り返しながら消え入っていく。
自分がはっきり覚えていないようなことがらで、ひょっとして他人をひどく傷つけているのじゃないか。そのはっとする感覚、自分を疑う感覚に冷汗をかく。自分で自覚できないがゆえに、それを確証することができない。そのもどかしいジレンマの気持ちが尾を引く。
そんな解決できないジレンマを、夢という奴はきちんと突いてくる。無意識の領域に捨ててしまって忘れたと思っていることがらを蒸し返す。自分の意思のおよばないところで始まる予期せぬ踊り。