たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

ひと休み

会社から帰って食事を済ませ、このときとばかりに洗濯をして、それからたまった衣類の整理をしてちょっとひと休み中。じつは整理ダンスの引き出しに、長年グチャグチャに入れた靴下類の整理をしていて、ちっとも作業が進行せず、仕舞いには額に汗をかいてしまった。


なぜなら、洗濯し干した靴下をペアで揃えておけばいいものを、バラバラにして引き出しに突っ込む歴史を重ねたものだから、ペア探しがとてつもない労力である。ベースとなる靴下数がざっと50ペアくらいありそうで、それがバラバラで100足くらいになる。一人暮らしのツケで、足りなくなると次々と買い足して、己の足はたった2本なのに数量はどんどん膨れ上がって、なんでこんなに買ってしまったんだろうなぁ・・・


数学の組み合わせの問題を解けば分かるように、この場合は、100個の中の2つを探し当てる問題で、ペア探しの労力はいくつになるであろうか。総当りする覚悟でいるとすれば、式でnC2の組み合わせの数になる。現状の場合、n=100となる訳で、これは結局100×99/2=4950通り!
目が泳ぎ、額に汗もかこうというもの。


そんなことを言っていたって問題が解決して靴下が片付くわけじゃない。こういうときに、何とか工夫して楽に出来ないかなぁと考えるところが、エンジニアの本性丸出しということろか。楽にペアを探すには、いくつかの特徴で分類すればよいと気づいた。

  • 方法のその1

床に100足の靴下を、色の濃い順に並べる。床に展開された靴下色がグラデーションになり、そうすれば似た色の靴下が近くに並ぶからペアが近くにあるはず。見つけやすくなる。

  • 方法のその2

毛玉の多いものは目立つから、それに着目してピックアップしていく。これは意外に作業がはかどる。(毛玉いっぱいのものは捨てるべきである、本当は。)

  • 方法のその3

足を入れる口の形状に着目する。ゴムの入った部分の帯状の幅とか、色のついたものがある。これらの特徴を目ざとく見つける。
やってみて発見したのだが、ゴムがゆるんで草臥れた感じは、左右の靴下で共通だ。一方だけ草臥れてしまうことはない。草臥れ度を探して、色と併用してペアを探索する。

  • 番外編

見つからないものは、今後利用することはないと思われるので、適当なところで作業を切り上げて思い切って捨ててしまう。そして、日ごろの整理整頓がいかに大事であるかを、しみじみと反省する。(いまさら何の役にも立たないのだが)


ちなみに今日の音楽は、ネヴィル・マリナー指揮、バッハ管弦楽組曲第2番。一番のお気に入りの曲にした。