たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

絵における退屈

いい絵はこちらをドキドキさせる。
うまく描けているとかそういう評価を下す前に
まずこちらに飛び込んでくるなにかがある。
訴えてくるものといってもいい。


それはまだ知られていない世界だったり
色彩だったり、ワクワクさせるなにものかだ。
それが抜けてしまったものは、なんだか退屈。
命の躍動感が抜けてしまったものは、すぐわかる。


だから絵を見るのはとても単純であり、
逆に、見られるのはとても恐ろしいことである。