たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

鉛筆画

ところで先日、ある詩誌をやっている方からモノクロ画の依頼を受けました。これまで鉛筆画はいくつか描いていますが、どちらかというと下書き線に近いものです。独立した鉛筆画として描いてこなかったので、モノクロとして見れる仕上げをしようと取り組み始めています。
スケッチの場合との最大の違いは、輪郭線の描画でよしとするのでなく、描く面のトーンをしっかりと入れていくことです。このあたりは石膏デッサンの経験がかなり役に立っていると感じています。
これまで描いた鉛筆スケッチに手を入れたものと、新たに描き始めたものとがあります。まだ手を入れていくつもりですが、今現在はこんな感じとなりました。

 中沢の斜面から

 赤穂の鼠川

 東伊那の小道

描いていてけっこう楽しんでいる自分を発見します。鉛筆で描くことは10代の頃から親しんできたので抵抗感がありません。