ラボルトをいろいろと手直し
濃淡のグラデーションがうまくいっていないと考え直しました。画像補正をやる方はわかると思いますが、レベル補正の際の白から黒までのヒストグラムの山の形が歪んでいるということです。白と黒のピクセル数が多いのに中間の濃度のピクセルが少なく、あるいは欠落していて、山の形が貧弱じゃないかなと考えたわけです。
写真の方では豊かさを感じさせる写真のピクセル分布は、中央のグレーゾーンにピクセル数が豊かに分布し、完全な白や黒はほとんどない状態です。
木炭でデッサンをしていくと、木炭紙の白さが残っているのに、木炭をのせたところは極端に黒いという状態ができやすいです。まあ濃淡が2値論理みたいに単純化されてイラストになってしまいます。結局この状態では、塊感を美しく表現することは不可能ではないかと思いつきました。そういえば以前の絵画教室で、先生が『真っ白なところは一箇所でいい、真っ黒なところも一箇所でいいんだよね・・・』と言われていたなぁ・・・
人間の目は立体をどのように感じているかというと、実に細やかに濃淡の違いを見分けていて、それを脳内で立体化するのではないかと思うのです。おそらくこのきめ細かな濃淡表現が可能になれば、デッサンの前で感動するような迫力が生まれるのではないか、そんなことを思いました。
で、昨日のラボルトに手を入れてしまいました。徹底的にハーフトーンの割合を増やしました。濃淡の段階を微妙に使うようにしました。もうすこしで何かをつかめそうな予感がしています。
さらに1hほど。
先生のコメントはどうなるのでしょう?