たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

ふるさとについて

自分のふるさとは神奈川県の横浜郊外だが、いまはあまりに都市化が進んでしまって、昔遊んだ川や野原の面影はなくなった。また転居を繰り返して現在に至るので、自分の戻るところを失った喪失感は否定できない。そういう意味で、自分のふるさとは心の中の映像だけだ。


子供のころ生きていた世界に、人はいつかは戻りたくなるんじゃないだろうか。還暦の頃になると人は子供返りしたくなるんじゃないのかな。
下の写真は、先日の散策の折に駒ヶ根市立の東伊那の保育園の園庭を写したもの。こんな環境でかけっこをしたり、虫を追いかけたりして保育園を巣立っていった人たちは、その後都会に出たとしても、いつかかならずここに戻ってくるという気がする。
そんなことを思わせるような庭。山や緑が輝いている。