書く動機
通常のWEBサイトを1年余り続けてきて、どんな筋肉が鍛えられたのだろうと考えた。
なにより、文章を書くスピード、まとめかた、パターンをおぼえたこと、
いわば「文章の筋肉」みたいな部分だった。
ではなぜ文章をつづり、絵を描き続けてきたのだろうか。
また自分のサイトで公表しようと考えたのだろうか。
自分の場合は、動機は比較的ハッキリしている。
自分の生き方を整理整頓してすっきりとしたい。
自分とは何ものなのか見直してみたい。
ホント自分は何だったのか。そしていま何なのか。
絵画の世界に惹かれ、またいっぱしの文学青年を気取っていた若い頃のある時期に、
ポッキリと木を折るみたいに、それまでの自分を折ってしまって、全く違う道に進むという決心をした。
つまり技術者として雇われる身分で生計を立てる方針をたてたということだ。
それから30年弱。
折れてしまった幹の断面は、堅くかさぶたになったのだろうが、
なんだか何年経っても完全には、乾いていない気がしていた。
もういちど折れた幹が何ほどのものなのか、見つめてみたいということなのだ。
満足とは行かないが、現在、ある程度納得できる心境にはなった。
それを機会に、WEBサイトの形式も少し変えてみたくなった。
つまり個人商店が、ぽつんと原っぱにあるような形式でなく、
もっと人通りの多いところで店を広げてみてもいいじゃないか。
なにか起きるんじゃないか。
ということで、はてなダイアリー初日というわけだ。