たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

誤字・脱字・勘違い

子供の頃から言語中枢の発達が弱かったためか、歌の歌詞や言葉を長い間まちがって覚えていることが多いのです。小学校唱歌の「ふるさと」という歌では、「ウサギ美味し、かの山〜♪」とずっと覚えていたし、物心ついてからは「ウサギ負いし(背負いし)、かの山〜♪」と、ウサギをネンネコで負ぶっているイメージにすりかわってしまいました。たぶん野山でウサギを「追いかける」という体験が欠如しているために、「何らかのつじつまあわせ」をしてしまったと、自己弁護しているわけです。


おなじく「もみじ」の歌でも、テル山もみじのテルってなんだろうと長いこと不思議に思っていました。頭の中になんとなく、テルテル坊主の頭のイメージが思い浮かんでしまうのです。子供をつかまえて、照る山という微妙な現象が理解できるかと問えば、それは理解できないのが普通なんじゃないかとも思うわけですが。


ところで、戸田覚さんの「だから御社のWebは二度と読む気がしない」という著書がたいへん面白く、お店で時間が空くとちらちらと読んでいます。以前東京の書店で買い求めたものですが、お店のHPを作るうえで参考になればと、いまごろひっぱり出して読み始めているわけです。


その中に「悪文満載のページは信頼を損なう」という章で、次の話が出ていました。

 ある病院のWebページに「人間ドッグ」と書かれていたと、友人が笑い話にしていた。
・・・
 だが、病院のWebページを作成する際に、「人間ドック」を「人間ドッグ」と書いているようでは、そのWebを作った人間の意識が疑われる。
・・・
・・・
 たとえば本書執筆時点で、「人間ドッグ」と検索すると、大手企業や大手病院のWebサイトが上位にヒットするのは、悲しくなるばかりだ。


だから御社のWebは二度と読む気がしない お得意様を獲得する驚異のWebライティングメソッド

p26〜27


だれでもこのような勘違いは大なり小なりあるとは思いますが、機会をとらえて自分のリテラシーの勉強をしなければといけないなと思います。ネットの世界に触れ始めた頃、ハンドルネームを堂々とバンドルネーム(束ねる名前?)と言っていましたし。


ところで、ひとりで誤字追放委員会を結成(?)、世直しをされている加藤 千代一さんという方がいらっしゃいます。ちょっと勉強になりますよ、たぶん。


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