たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

わらう感覚

ボクはまじめな人間だ。周囲の人間の行動と言動と比べると、正直自分はまじめ人間であると思う。そしてたぶん人からもそう思われている。顔だっていつもまじめな顔をしているし。


でも冗談は通じない。いや、だからこそ通じないみたいだ。
冗談を言っている「つもり」なのに、真っ当に受け取られてしまい、それは実は冗談なんだと告白するハメになることがしばしば。冗談なんか言わない人だと、はなから思われている。


これが得なことなのか分らない。詐欺師やペテン師に転身すれば大成功をおさめたかもしれない。


ジョークなんか昔から好きだ。学生の頃からジョーク集を読むのが好きだった。でも誤解が激しいため、人に向かってジョークを言うことはしなくなった。ちょっと残念な気がする。


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ハバナの博物館にはクリストファー・コロンブスの頭蓋骨が二つある。
ひとつは少年時代ので、
もうひとつは大人になってからのだ。


晴山陽一著『すごい言葉』文春新書 p.228


この本は、副題が「実践的名句323選」と付いていて、人生論的にきちんとジャンル分けされて名句が収められているのだが、正直あまり面白くない。しかしながら最後につけられたオマケみたいな章には、さまざまなジョークが集められていてけっこう楽しめる。上記もそのひとつ。


ちなみにこの本は手元に2冊ある。たぶん4年前に買い、そのことを忘れもう一冊買った。本棚に入れようとしてなんだか似た本があるなと気づいた。
これからは本を買うとき、以前買わなかったかを充分吟味しよう。