たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

新たな気持ちで

画材店を土日営業しているために、これまでの土曜日の絵画教室に通うことができなくなった。先生のご配慮で、水曜日の教室に移ることができた。昨日はその初日。


あたらしいアクリル画を描くこととなったが、先生の意向で、どぎつい物と硬いものそれに果物という異質なものの組み合わせで行きましょうということになった。つまりは、頭蓋骨つきの鹿の角(角のついた頭蓋骨というべきか)、壷それにリンゴと洋梨という組み合わせだ。質感の違いや雰囲気の違いを描き分けるというテーマ。


F8号くらいの絵を描こうかと準備していったが、大きな絵を描く練習もしないとね、ということでF12号になった。木炭でザクザクとデッサンを始める。1時間半くらいでだいたいこんな感じとなった。


先生の言葉では、静物たちはおおむねデッサンできている。ただし壷は質感に乏しい。焼き物のカッチリとした感じが足りないとのこと(確かに・・・納得)。背景をどう処理するかは課題。角を描ききると空間が広く空いてしまう。その空間と静物たちとのバランスをどうとるか(窓のようなものを付加するか・・・)。


デッサンが決れば色の計画になる。先生とあれこれ討議しながら、自分の構想がまとまってきた。左3分の1および下3分の1を、けばけばしくない上品なダーク系でまとめる。つまり色相の範囲を広げないということでもある。残りの部分を光の差し込む窓のようなイメージで明るくする。したがって光が差し込んで静物たちに当たり、それらの陰が手前に延びてくるイメージになる。次週から色付けに入る。


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