たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

教室の鉛筆画デモ 2

水平線が描けるようになれば、道なり川なり自分の足元から水平線に向かう線の練習をしていただく。


しかしここはとても躓きやすいポイントだ。道の線がうまく描けないのだ。たいてい角度が狂う。おおかたは上空にいる鳥の目線の絵になってしまう。これを自覚するために「はかり棒」が活躍する。こんなにちがっていたのか・・・ということになる。


下は教室で課題とした風景。デモで描いたもの。
この絵の道でも、やや鳥の目線になっている嫌いがある。自分の身長と道幅などの関係があまりうまく行っているとは言えない。自分の身長が高すぎということだ。
ただあまりに正確に描くと、てまえの道幅があまりに広くなりすぎて、これもまた不自然になってしまう。この辺の兼ね合いも考える必要がある。


天竜川の堤防の道(再掲) F4スケッチブック H〜3B鉛筆 15分