たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

フォトストレージを買う

還暦祝いとして何がいい?、と家族に問われて、すぐ思い浮かんだのがフォトストレージ。絵画やサボテン、スキーと多岐にわたる大量のデジカメ画像の整理に力になればと思った。使っているカメラも常用で3台、分野で異なるため、どのカメラのどのメモリに、どんな画像が収納されているかが収拾がつかない状態になっている。


比較サイトで調べると、EPSONのものがいいようだ。扱いも簡単とのこと。容量は欲張らずに40GBで充分と判断。何万枚も撮り溜めるとは思えなかった。ネットでいちばん安く売っている仙台のお店から購入し、使い始めた。顔はこんなものだ。

2007年発売当初の批評サイトの記事→批評サイト


迷うことはなくきわめてシンプルな操作だ。4インチ液晶もきれい。ピントが甘いかどうかは、この液晶画面ですぐ確認できる。またメモリカードを差し込んでから画像をバックアップする手軽さは秀逸なものだ。パソコンにメモリカードリーダーを差し込んで、ソフトで画像転送する手順と比べるとあっという間という感じ。これなら野外などでいっぱいになったメモリの内容を転送するのは楽だ。


ただ使っていてこうだったら便利だなと思う点もある。メモリのバックアップの操作コマンドを送るといきなり転送が始まってしまう点。もしメモリ内に保存している過去のデータがあると、それも有無を言わさずバックアップしてしまう。バックアップするたびにこの過去のデータが何回でも転送されてしまうのだ。せめてバックアップ操作の際に、全部バックアップするか、一部にするかという選択があるといい。サムネールで一覧が示されて、選択できればなおいいだろう。


動画や音声データの保存、再生もできるのだが、まだそれらの機能は使っていない。


中身は画像ビューワーが付属したハードディスクという構成で、面白い組み合わせだと思う。これにレンズがつけば大容量のカメラになる。しかし、かなりの重量物になってしまうが。


持ちやすさという点で、右手用のグリップがどこかついているといいなと思った。フォトストレージをケースに入れたり出したりするとき、ついボタンに触れてしまう。持ちにくいのだ。最近のデジカメでは、小さくともグリップと操作ボタンがおなじようなところに配置されることはない。この辺は洗練する必要を感じる。


でもたくさん画像を撮影する人には、便利な道具だと思う。どうもありがとう。ビシバシ活用させていただきますね。