たぶん絵的なBLOG

画材店の店主がつづる絵画や画材のあれこれ

ブログランキングサイト その2

別ブログで参加しているブログランキングサイトのランキングを見ていると、いろいろと気づくことがある。その裏側でやっていることがらが見えるようである意味面白い(すこしねじれた楽しみだけれど)。


たとえばIN数とOUT数の比率にはある正常な範囲があって、だいたい1:10くらいではないだろうか。これが極端に崩れて1:1に近いブログはほとんどクロに近い。普通はこんなことにはならない。つまりは裏で不正操作している可能性が濃厚だということだ。前回述べた単純な不正操作などはこのような結果を招く。


IN数とは、そのブログがページビューされた回数Nのうちで、記事中のバナーがクリックされる回数だから、まあ100回読まれていても、バナークリックはせいぜい5回とか10回だろう。慣れた読者、とくにリピーターは毎回訪問のたびにクリックするはずはないのだ。このクリック率は5%とか10%程度が妥当だろう。ブログへのアクセス数Nにこの比率を掛けたものがIN数になる。


OUT数は、ランキングサイトのランキング順位表の中からリンクをたどってそのブログへ飛んだ回数だ。つまりランキングサイトを覗きに来た読者や、ランキングに参加している人が、ランキング順位を参照したあとに、そのブログへ飛んでいく数を数えている。いわば人気投票の数といっていい。


この人気度は、たぶんそのブログへのアクセス数と相関があるだろう。OUT数の多いブログは、そもそもランキングサイトに登録していなくても人気があり、ブログアクセス数が多いはず。ランキング順位表からやってきた読者の数がOUT数で、一般公開されたブログへやってきた読者の数がアクセス数Nである。


IN数:OUT数=1:1となっているブログは、ランキング上位にランキングされているわけだから、当然IN数がものすごく多いわけだ。バナークリック率がせいぜい5%〜10%とすれば、その10倍とか20倍のブログアクセス数がなければならない。IN数の10倍のアクセスならば、たぶん超人気ブログのはずだ。ところがそのブログのカウンタ数をみると極端に少なかったりする。これは完全にOUT!


また超人気ブログならば、ランキングサイトの中でも飛び切りOUT数が多いはずだ。そのブログは必読ブログになっているわけ。ところがOUT数がせいぜいIN数と同じということは、あまり読まれていない事実を示している。つまり何らかの操作によって、IN数が肥大させられていることを物語っている。


画像タグを使った単純な不正操作のブログは、あまり記事の更新ができない。更新すればサーバーにPingが飛び、それなりのアクセス数Nが発生する。するとアクセス数N=IN数となるのでIN数の不自然な激増を招く。これは目に付きやすい。したがって更新されていないブログなのにランニング上位にいるブログは、実は身動きが取れなくなっているとも言える。身から出た錆びということわざを思い浮かべてしまう。



サボテン 大豪丸の開花(9月2日)