木炭デッサン・ラボルト完成
もう10時間は優に越えているはずだが、今日ラボルトの木炭デッサンが完成。
描けば描くほど見えてくるものがあって(これまで見えてなかっただけなんだと気づくことが多くて)、どんどん完成が遠のいていく。これが果たして入門編で描かされる石膏なんだろうかと思う。先生に聞くと最初に描いて卒業のときに描く、つまりラボルトは「a to z」の石膏デッサンなんだということ。
いまは入門なのだろうけれど、ちょっと気が遠くなるのは否めない。
表面を撫ぜて描くだけでは不十分で、石膏の各面の向きや陰影を、そして全体のトーンの流れを、美しく捉えるという練習なのだけれど、練習でありながらそれはそれでとても深い。絵画を構成するときの画家が行う運動とほぼ同等のものがある。それを自覚しただけで十分意義があった。
つぎの石膏が待っている。カッパァヴィナス胸像が置いてある。